第15話・狂気5
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火「…………1っ、…………」
全「…………っ。」
ジリリリリリリリリリリリッ!!!!!!!!
女「っ」
カッカッカッカ…………
火「……………行ったのか?」
スッ
冬「らしいな………。」
夏「でも、今の非常ベルだよな?」
上「まさか………?」
秋「私達以外にも、誰かいるのかな?」
冬「………たぶんな。ただ、非常ベルなんて、誰か押さなきゃ鳴らないんだ。いるんだろうよ。」
火「問題は、それがこっち側か向こう側なのか、ってとこね………。」
上「?」
火「あんなのが出てきたんだ。もう1人いてもおかしくないでしょっての。」
秋「あんまり考えたくないわね………。」
冬「とにかく、今の内に出よう。また戻ってこられたら目もあてらんねえ。」
夏「そうなると、アイツが行ったルートとは反対側に行かないと駄目か………って事は。」
火「たぶん…今、非常ベルが鳴ってるのは、美術室方面のだと思うぞ、音のデカさからして。」
冬「そうなると…………この際別館に抜けるか。部室なら、あそこは準備室もあるから、逃げられるし………。」
秋「最悪、アレもある?」
冬「使いたくないが、可能性に入れるしかないな。」
上「なぁ、戻ってくる前にさっさと移動しね?」
冬「そうだな………ここはコイツのヘタレ思考を尊重し………」
上「誰がヘタレだ!?」
別館 一階 演劇部部室
冬「ふぅ…………」
火「結局、非常ベル鳴らした奴には会わないまま、と………。」
冬「誰が鳴らしたんだ……?」
夏「逃げる時間稼げたのは確かに助かったけど………」
全「……………。」
冬「取り敢えず、こっから先どうするか考えるか。まだ何も解決してねーし……。」
夏「むしろ、悪化してる気がする………。」




