詩: メガネをかけたままスキップ
掲載日:2026/03/13
メガネをかけたまま
朝の道をスキップしてみました
レンズ越しの世界が
少しだけ弾んで見えます
曲がり角に差しかかったとき
メガネがすこしずれました
ほんの数ミリのことなのに
景色はぐらりと揺れました
ああ 人生って
そんな数ミリのずれで
思いもよらない方向へ
曲がっていくのかもしれません
…なんて すぐ人生に例えるのは
ちょっと野暮でしょうか
メガネをそっと押し上げると
世界はまた 元の位置に戻りました
メガネをかけたままスキップするような
無茶をしがちなわたしですが
ずれたメガネを自分で直す指先くらいは
ちゃんと持っていたいのです




