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プロローグ

初めて小説を書いたので拙い所がありますが、読んでくれると嬉しいです。

3話目からが本番と思っているので、そこまでぜひお付き合いください。

 黒絹の髪と黒曜石のように光り輝く瞳を持つ少女。彼女は辺りを見ながら歩いていた。


「どこだろう、ここ? 真っ白で変な空間」


 少女はある一点で視線を止めた。そこには、一人の女性が立っていた。

 女性は、少女に気付くとふっと姿が消え次の瞬間には、少女の前に現れた。白金色の髪と瞳を持つ美しい人だ。


「こんにちは、藤綿(とうわた)緋音(あかね)さん」


 女性が言った。


「どうして私の名前を!?」

「わたくしが世界管理者の女神だからです。レリアと申します」

「はぁ。ここはどこですか?」


 少女――緋音は信じていないように聞く。


「ここは世界と世界の狭間です」

「世界と世界の狭間?」

「はい。ここは数多の世界を繋ぐ場所です」

「私なんでこんな所にいるの?」

「緋音さん、貴女は事故にあって死にました」

「私、死んだの……?」

「トラックにはねられました」


 その事実を受け入れがたい緋音にレリアは死因も告白する。


「私、しんだ……」

「嘆く気持ちは――」

「じゃあもう、ラノベ読むこともアニメ見ることもグッズ買うことも出来ないじゃん!」


 レリアの言葉を遮り出てきたのは、死への悲嘆ではなく、オタ活が出来ないことへの嘆きだった。

 そう、緋音は2次元を愛するオタクだった。だから実は、この空間にもちょっとテンションが上がっていたりする。


「では、こういうのはいかがでしょうか」


 レリアが緋音に尋ねる。


「貴女を地球に帰すことは出来ませんが、別の世界にお送りすることは可能です」

「それって、異世界転生ってことですか!?」

「はい。どうなさいますか?」

「異世界行きたいです!!」



 ◇◇◇◇



 緋音は、レリアから異世界について説明――5分ほどで終わる簡潔なものだった――を聞いたあと、淡く光る大きな門の前に立っていた。


「この門をわたると異世界です」


 レリアは門を開けた。その先は光で見えない。


「いってらっしゃい」

「いってきます」


 そして、緋音は足を踏み出し、門をくぐった。


「貴女に女神の祝福を」


 しかしそれは、緋音には聞こえない。

お読みいただきありがとうございます。

次回更新は3月28日(土)です。

よろしければ、ブクマと評価お願いします。

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