表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/354

それぞれの想い

 地上に戻り、魔石の換金をする為にギルドを訪れたのだが、そこでちょっとした騒ぎになった。

 例によって大量の魔物モンスターを倒したので魔石の量も桁違いになったのだ。

 俺達は「見敵必殺サーチアンドデストロイ」を基本としていたので尚更だな。ギルド中の職員が総出で数を数えていたのだが、それでも結構な時間が掛かったな。

 結果は……約400万Gだったよ。スケルトンジェネラルとドラゴンゾンビの魔石を除いての金額だ。この二つは何か必要になった時用に取って置く事にした。

「ではお二人にこれをお渡ししますね」

 そう言って俺は100万Gの入った袋をオリーブ、ユッカ両名に手渡した。

「こ、こんな大金、受け取れませんよ⁉」

「そうだよ、ボクは殆んど役に立たなかったんだから!」

 だが、二人共頑なに受け取ろうとしなかった。報酬に見合った活躍が出来なかったと言ってね。やれやれ、仕方ない。

「これは私の感謝の気持ちの分も入っています、受け取ってもらえますか?」

「……分かりました。受け取らせてもらいます」

「だけど、それじゃあボクが納得しないから、レオン君に困った事があったら無償で手伝うよ」

 取り敢えずは受け取ってもらえたか。それにしても律儀と言うか何と言うか「大金貰えてラッキー」くらいに思えばいいのに。まあ、それが出来ないのが彼女達の良さかな。

「それでは、私達はこれで失礼しますね」

「はい。宜しければまた誘って下さいね」

「絶対、絶対に誘ってよ?」

 また一緒にダンジョンを探索しようと約束し、俺達は愛しの我が家へと帰還を果たしたのだった。




 夕暮れの中家の前に到着すると、隣の建造物がほぼ完成しているのが目に入った。おいおい、どんな建築スピードだよ。工事の音がしないのでガントン達は撤収した後か。

 夕飯を食べる前に各々着替えてからリビングに集まる。今日の夕飯はダッシュバードのステーキとサラダとパンだ。しかしこうなると「米」が欲しくなるなぁ。何処かに自生して無いものか。ジャポニカ米などと贅沢は言わないからさ。

 今日は疲れたな。これは風呂にじっくり浸かり念入りに疲れを取らねばな。

「……あわあわ……楽しい……」

 リラが全身を泡だらけにしながら俺の体を洗ってくれる。リラは特に俺の体を洗うのが好きなようで熱心に洗ってくれる。勿論、胸を使ってだ。

 その後はもう寝るだけなので、全員揃って寝室に移動する。

「今日もお疲れ様でした、レオン様。さあ、横になって楽にしていて下さいね?」

 アリスが大きな胸を俺の体に擦りつけて刺激を与えてくる。さあ、今夜もたっぷりと愛し合うとしますか。




 清々しい朝の目覚めだ。但しベッドの上の惨状は見ないものとする。

 支度を済ませ、朝食を食べながら今日の予定を話し合う。さて、どうするかな?

 ダンジョンに潜るか? そう考えていたら、突如家の扉が乱暴に開かれた! なんだ? 盗人でも侵入して来たか? 俺達が侵入者に対し警戒を強めていると、

「朝も早くから済まんのう。ちと邪魔をするそ」

 そのまま堂々とリビングまでやって来たのはロリバ……いや、賢者殿だった。

「先生、どうかなされたのですか?」

 代表としてアリスが賢者殿の対応を買って出てくれた。

「うむ。小僧に用事があってのう。一緒に城まで着て欲しいのじゃ」

 ふむ、何かあったのか?

「では、すぐに支度してきます」

「うむ……ああ、そうじゃ。来るのは小僧だけで良い。嫁等はここで待っておれ」

 何? 俺だけだと?

「用事が終わればすぐに返してやるわ。安心せい」

 そこまで言われたらしょうがない。俺だけ向かうとしよう。

「では、行ってくる」

「はい。行ってらっしゃいませ、旦那様」

 妻達に見送られ、俺は賢者殿の転移魔法で王城へと移動するのであった。




 ・マリー視点

「……行ってしまいましたね」

 旦那様を見送った後、私達はリビングへと戻って参りました。

「「「……」」」

 そういえば、この世界に来てから初めてですね。旦那様と離れて過ごすのは。皆さんも旦那様が居ない事で何を話してよいか迷っていますね。ここは私が代表してこの場を仕切るのがよいでしょう。

「異世界とはどんな所なのでしょうか? 大変興味があります。宜しければ「召喚」された方々がどういった生活をしていたのか教えて頂けると嬉しいですね」

「それは良い考えですわね。お互いの事を詳しく知れば絆も更に深まるでしょう」

 プリムラが率先して賛成してくれました。他の皆さんも特に反対はしないようです。

「では、僭越ながら私が一番手を務めさせて頂きます」

 言い出したのは私ですからね。私から話すのが筋というものでしょう。さて、どこから話したものか……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ