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新しい家族との生活

 我が家に帰り、ひとまずはリビングで寛ぐ事にした。その間にヴェロニカへ俺達の事情を説明する。全てを聞き終えたヴェロニカの感想だが、

「そう……何故だか良くは分からない話だったのだけれど……まあ、特に問題は無いわね。むしろその話を聞いて、心が温かくなったというか……穏やかになったのよね。本当に不思議ね」

 との事。この感想、それに俺もヴェロニカを一目見た時に感じた既視感。もしかして彼女は……。

 いや……確証は無いし、この話はまた今度にしよう。

 思っていたよりも話し込んでしまったな。話が終わった時には夕暮れになっていたよ。

 そのままリビングで夕食を食べる事にした。ヴェロニカの歓迎会を兼ねて「ダッシュバード」の肉を使い、少々豪勢な食事を用意したのだが、その食事の席で、

「この肉、とっても美味しいわ! 初めて食べるわね。何の肉なのかしら?」

 どうやら彼女の住んでいた『魔大陸』にダッシュバードは生息していないそうだ。美味しそうに料理を食べるヴェロニカを見て、思わず笑顔になってしまうな。

 その夕食の席で、ヴェロニカが魔大陸にある国の有力者の娘である事が判明した。ひょっとしたらミザーマの事を知っているかもと尋ねてみた所、

「妾は聞いた事無いわね。でも、父上なら何か知っているかも」

 と言うので、その父親宛てに手紙をしたためてもらった。手紙の宛名であるヴェロニカの父だが、なんと魔王の側近の一人だと判明した。これを王国の使者に持たせれば交渉もスムーズになるだろう。

 夕食が終われば次は勿論、風呂の時間だ。

「この家はお風呂もあるのね。実家よりも豪勢じゃないかしら?」

 ヴェロニカの実家にも風呂があるそうだ。ヴェロニカ曰く『魔大陸』は一年中寒い土地だそうで、各家庭に風呂は常備されているそうだ。良い国だ、いずれ訪れてみたいものだ。

「こうすると、旦那様は喜んでくれますよ」

「こう……かしら?」

「はい、上手ですよ。ヴェロニカ」

 俺は今、マリーとヴェロニカの豊満な肉体に挟まれている。マリーが俺の体を洗う手本を見せ、ヴェロニカがそれを参考にして一生懸命俺の体に胸を擦りつけている。今日の当番であるマリーを見て、自分もやってみたいと申し出たのだ。

「妻として、早く皆に追いつきたいの」

 彼女の性格なのだろうな。好ましく思うよ。彼女の努力家と負けず嫌いの部分は。

 風呂から上がり、本日のメインイベントの時間がやって来た。ヴェロニカとの初夜である。

「ねえ……妾を、ベッドに連れて行って……」

 寝室に入るとヴェロニカが両手を広げ、俺を誘うように愛らしく微笑んだ。

 俺は期待に応えるように、ヴェロニカを優しく抱きしめた後、お姫様抱っこをしてベッドへ横たえた。

「妾の全てを……あなたに捧げますわ」

「ああ。お前の全てを……貰い受ける」

 徐々にお互いの顔が近付き、やがて二人の唇が重なった。俺はヴェロニカの唇の感触を楽しみ、彼女の衣服を脱がせていった……。




「身も心も一つに溶け合う快楽……こんなに激しい情事を教え込まれてしまったら、何時でも何処でもあなたを求めてしまうわ」

 無事に初夜を終えたヴェロニカが艶っぽい目で俺を見つめている。

「出来るだけ節度は守って欲しいと思うが……まあ、なるべく要望に沿うようにするよ」

 流石に町中でおっぱじめようとしたら止めるぞ?

「ふふふ、冗談よ。あなたの妻として恥ずかしい真似はしないわ」

 頼むぞ? 本当に。

「だが、節度さえ守れば何時でもお前の思いを受け止める覚悟はある。それは忘れないでくれ」

「……ありがとう」

 ヴェロニカがそう呟いて再び唇を合わせて来る。今度はゆっくりとお互いの唾液を交換し合う。

「それじゃあ、次は私の『愛』を受け止めてね~? レオンちゃん」

 情熱的な口付けが終わるのを待っていたエリカが、俺の上に跨りながらそう言ってきた。

「ああ、勿論だよ」

 今夜もまた長い夜が始まるな。自然と顔がにやけてしまう。きっとこれが『幸せ』という事なのだろうさ。

「ふふふ、良い顔をしているわね~。これは期待してもいいのよね? あ・な・た?」

 言葉で語るより行動で示すのが一番だろう。俺は下腹部に力を籠め、腰に跨っているエリカをたっぷりと愛したのだった。


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