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杜の国の王〜この子を守るためならなんだって〜  作者: メロのん
第1章 安住の地を求めて
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第76話 ご機嫌なテン

「キュッ キュッ キュー♪」


 少し落ち込みを見せていたルアとは反対に、ご機嫌な様子で歌を歌いながらスキップを披露しているテン。愛されているという事を再度感じれる事ができ嬉しく思う。


 このままご機嫌なテンを眺めているのも一興だが、まずはやるべき事を済ませないとな。今すぐやらなければいけないという事でもないが、危険がどんな所に潜んでいるか、いつ襲ってくるか分からない以上早めに戦力の強化はやっておくべきだろう。


「テン、こっちに来てもらえるかい?早速色々と試してみよう。」


「キュイ!」


 まずはどうしようか。僕の得意な魔法は空間魔法と回復魔法であり攻撃力を持たない。対してテンが最も得意な魔法は炎属性の魔法だ。ならばゾンとルアたちが目の前でやっていたように風属性と混ぜ合わせてみようか。


「テン、炎属性の魔法を出してもらえるかい?」


「キュ」


 テンが出した炎の玉に僕の風属性をもたした魔力を混ぜ合わせる。


「おおっ!」


「キュキュ!」


 そこまで魔力を込めていないから大規模な魔法とはなっていないが、明らかに元の魔法とは変わり炎の玉が渦を巻くようになった。より広範囲に、より殺傷能力の持つ魔法へと変化した。


「ひとまずは成功と言ったところか。やったなテン!」


「キュイー!」


 僕と魔法の合作が出来た事が嬉しいのか頭を僕のお腹にグリグリと擦り付けてくる。僕も興奮治らずいつもより荒っぽい撫で方でテンを撫でやる。


 初めて空間魔法を創り出した時もそうだが、いつになっても新しい事が出来るようになるというのは嬉しいものだ。


「いいな、いつか私も…」


「そうだね、いつかルアとも出来るようになるさ。」


 僕とテンの様子に、ルアが落ち込んでいたので一緒に頭を撫でてやる。


「ああー!ずるーい、僕も僕もー!」


「はいはい、ゾンもこちらにおいで。」


「やったー!」


 テンもゾンもルアも、みんな成長して一人前になったと思っていたがこういう所はまだまだ子供だと感じる所だな。

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