表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
杜の国の王〜この子を守るためならなんだって〜  作者: メロのん
第1章 安住の地を求めて
74/130

第69話 5年

 ヨタドリとこの拠点に来てから5年が経った。5年という月日は長いものだ。人が成長するには充分な月日である。5年前は僕の腰ほどの高さまでしかなかったゾンとルアの背丈も、今では僕の胸もと近くまで伸びた。


 2人の成長に伴って外部的な変化も現れてきた。ゾンは男の子らしさが、ルアは女の子らしさが現れ、将来はゾンは美男に、ルアは美女になるだろうと思わせる。しかしそんな違いはあれど、2人の目元だったり口元だったりは全く同じパーツで出来ているのではないかと思うほどそっくりである。


 また性格面でもゾンは活発に、ルアは大人しめな性格ではあるものの、甘えたがりな1面であったり、生き物に心優しい1面なんかは全く同じであるところを見るとやはり双子なのだなと思わせる。


 そんな2人は今、巨人族の者たちと戦闘訓練をしている。巨人族の攻撃を避けながら隙を見て近づき攻撃を当てる。最近はかなり様になってきた。昔は目の前の攻撃しか目に見えず、2撃目、3撃目によく被弾していたが最近は後ろの攻撃も軽々と躱わすようになった。目の前の事象以外にも注意を払えるようになったというのもあるが魔法の腕が上がったのも大きな要因だろう。


 僕としては長い時間をかけて2人に成長してもらえればいいと思っている。だが2人とも強くなりたいようで必死に戦闘訓練を行なっている。ゾンはまだ理解できるがルアまで戦闘に関心を持つのは意外だった。


 理由を聞いた時は「弱いと生きていけないから」と、なんとも実直な理由だった。きっと何度も同行させているのがそう思わせているのだろう。


 エルフ族であろう2人はヒト族である僕より遥かに長い寿命を誇る。だから成長もヒト族より遅いと思っていたのだが、現状を見るとそんな事はないな。


 僕がこの森にやってきて初めて動物を狩ったのが15歳の頃だった。だから2人が狩りをするのは15歳よりも後になった時と考えていたのだがもうそろそろでも良いのかもな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ