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杜の国の王〜この子を守るためならなんだって〜  作者: メロのん
第1章 安住の地を求めて
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第45話 慣れ

「ウカノ、あいつは何?」


「あれはサイ型の魔物だね。基本的には突進攻撃が多くて、瀕死になるとあの角から雷属性の魔法を放ってくる。外皮も堅いから生半可な攻撃は通さない。倒す時は常に相手の横を陣取るのがいいよ。」


「わかった。」


 ゾンとルアの初めての狩りからまた一緒に連れてくることが多くなった。今も茂みに隠れながら近くの魔物についてひそひそ声で聞いてきたゾンに答えている。


 ゾンは自分から積極的に魔物についての情報を聞いてくる。そしてその魔物を自分だったらどうやって倒すのか考えているので、攻略法を教えてやっている。


 ルアは魔物の討伐法より生態に興味があるようで、よく魔物が食べている植物について聞いてくる。ただこれについては僕もあまり詳しくないので一緒に勉強している最中だ。その成果として傷を負っている魔物がよく食べる植物があり、それは僕が知っている薬草よりもずいぶんと効果が高かった。野生の魔物はそういった植物の効果を生きていくうちに本能で嗅ぎ分けていくのだろう。


 2人とも興味の持つものは違えど、興味を持ったものには積極的な姿勢を見せてくれる。本来なら狩りを共にするのは初めての狩りから時間を空けようかと思っていたのだが翌日には2人が一緒に行きたいと言い出した。なのでそれ以降狩りや探索には共に行くことにした。


 5歳の2人にはまだ狩りは早かったかと心配していたが、結果的に2人が成長してくれて良かった。僕が思っている以上に2人は強かだった。僕が何もしなくても2人は困難を乗り越えられる。もし2人だけじゃ厳しい時に僕が手を伸ばせばいい。


 ☆


「今日もテンが強かったね!」


「キュイ!」


「どうやったらあんなに早く動けるの?」


「キュ、キューイキュキュ」


「うーん僕には難しいよー」


「キュー?」


 ゾンはテンの強さに尊敬の念を覚えたらしくテンに師事してもらっている。テンも頼られるのが嬉しいらしく心なしか胸を張ってドヤ顔をしているように見える。


「キュー」


 ただお姉ちゃんする姿よりも甘えたいらしく、今もこうして頭をぐりぐりと僕のお腹に擦り付けてきた。今日も狩りお疲れ様の意を込めてたくさん撫でてやる。

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