表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
杜の国の王〜この子を守るためならなんだって〜  作者: メロのん
第1章 安住の地を求めて
44/130

第42話 適応力

 「気持ちいいかー?」


 「キュイー キュイー キュイー」


 今日は1日休みの日にしたので、日向ぼっこしながらテンを撫でている。テンは昔からお腹を撫でられるのが1番気持ちいいらしく、今も僕の足の上で仰向けになってされるがままだ。


 進化をしても尻尾が増えるだけで体の大きさは変わらず今も小さいままだ。こんなに小さくて無防備な姿を晒しているのに戦闘の時は無類の強さを誇るのだから生き物とはわからないものだ。


「キュキュイー キュー」


 それにしてもこの尻尾はすごいなぁ。触るとどこまでも沈んでいく手触りになんとも癖になる。進化するごとに尻尾が1つ増え、それに伴い能力も1つ増えるからこの尻尾は何か秘密があるのだろうか?ただでさえ中毒性のある尻尾なのにこれ以上秘密があるとしたらなんて魔性の尻尾なんだ。


「ひゃー!はやいー!」


「すごーい!」


 ゾンとルアは大蛇に乗って遊んでいる。あれは僕が身体強化を使った時くらいの速さがでてるな。あんなに速いのに体がブレないからゾンとルアも乗り心地良さそうに楽しんでいる。


 昨日会ったばかりなのにもう仲良く遊んでるなんて。子供の適応力はすごいな。いや、ゾンとルアの場合は赤子の時から自然の中で過ごしてきたから2人が特殊なだけか?


 というか僕以外の人たちと関わりが無い代わりに魔物たちが交流対象だったしそりゃ特殊か。2人のためにもいつか人の街に行って交流するべきかもな。僕の生きていた国は他の種族を排他して発展してきたためヒト族しかいないが、他の国は割といろんな種族が住んでいるらしい。まあ種族ごとに力関係があるため差別などもあるらしいが。2人には他人の悪意を感じる事なくのびのびと育ってほしいがどこかの国に行ったら嫌でも感じてしまいそうだな。うーん……色々考えると難しいなあ。


「キュー……キュー……」


 いつの間にかテンが眠ってしまった。ふふふっ、変に難しく考える事もないか。ゾンとルアにとって悪い環境ならそこから離れれば良いだけだし、他人の悪意からは僕が守ってやれば良いだけだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ