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杜の国の王〜この子を守るためならなんだって〜  作者: メロのん
第1章 安住の地を求めて
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第39話 新拠点

「新しい拠点となる場所が見つかったからみんなで移動しよう。」


「「楽しみ!」」


「ゾンとルアは生まれてからこの場所しか知らないもんな。」


「大蜘蛛さんはどうするの?」


「大蜘蛛には今から聞いてみて、行きたいというなら一緒に行こう。」


「大蜘蛛さんも一緒がいい!」


「そうだな、でもこちらの都合を押し付けることはできないからね。」


 ☆


「おーい、大蜘蛛いるかー?」


「シャ?」


「いきなりすまないな。僕たちは森の奥に新拠点を移すことになったんだが大蜘蛛も一緒に来ないか?」


「シャー……」


 大蜘蛛は迷っているようだな。大蜘蛛の子供の事もあるし、大蜘蛛の保護を求めて棲みついた生物も多くいるからその事が頭をよぎっているのだろう。


「シャシャア!」


 どうやら僕たちに付いていくことに決めたようだ。ただその前に子供たちに別れの挨拶をしたいらしくそのまま見送った。これが最後というわけではないがしばらく会えない可能性もあるからな。僕としても無理やり引き離すのは本意ではない。たっぷりと語り合ってもらえればいい。



 ☆


やがて大蜘蛛も別れを告げ終えたのでそろそろ移動することにする。僕たち全員が通れるような大きな門をイメージし、出口をあの場所へと繋げる。そしてイメージした通りになるよう魔力を生成し魔法を発動させる。一瞬で景色が移り変わり、次の瞬間にはあの幻想的な場所へと移動してきた。


「「うわぁ……綺麗……」」


「「ホ……」」


「メエ……」


「シャァ……」


 みんながこの景色に見惚れているがそれもそうだろう。僕とテンも初めてきた時はその景色に言葉を失った。2度目となる今回もこの景色に心奪われてしまっているのだから。


 やがて意識を取り戻したゾンが声をかけてくる。


「僕たちこれからここに住めるの?」


「ああそうだよ。今回の拠点は洞窟じゃなくて木や石を使って家をみんなで建てよう。」


「私もやりたい!」


「ルアは錬金術が使えるからね。基本は僕がやってルアに手伝ってもらうね。」


「うん!」


「僕も僕も!」


「ゾンにも手伝って貰うからな。」


「やったあ!」


 前回の拠点場所に着いた時は僕とテンと大蜘蛛だけだったが、今回はゾンとルアに、雪フクロウ、羊と大分増えたな。この拠点に来てからも何か新しい出会いがあるのだろうか。

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