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杜の国の王〜この子を守るためならなんだって〜  作者: メロのん
第1章 安住の地を求めて
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第22話 共生

 ここ数日の探索で分かったのは蛇の魔物がこの周辺の強者という事だ。大口を開けば僕なんて丸呑み出来るほどで全長10メートルほどの個体までいた。体内で生成した毒を魔法で強化し、その毒を上手く扱い戦っていた。その毒が当たった相手はドロドロに溶けてしまうほど強力だった。


 とはいえテンには当たる訳もなく難なく倒しきっていた。テンが魔法を扱えるようになってからは僕は全く戦わなくなってしまった。最近はもっぱら解体や身の回りの事をする雑用係となっている。


 もちろんテンが強くなる分には構わないが、なんだか最初と守られる立場が逆転してしまってるような…


 蛇の魔物は樹の上の魔物も襲っていたが、大蜘蛛が罠を張ってからは無様に糸に絡め取られ処理されてる姿をよく目にする。あんなに強烈な毒でも溶けない大蜘蛛の糸とは。


 こうしてテンと大蜘蛛によって蛇の魔物が数を減らした事によって段々と野生の魔物が増えてきた。


 肉食の魔物はこちらを見ると襲ってくるが、草食の魔物はこちらに気付いても、こちらが敵意を示さなければ襲ってくる事はない。


 最近では外が暑かったからか、探索から帰ってきた時拠点内に羊の魔物が我が物顔で眠っていた。こちらに気付いても襲ってこないなら構わない、とばかりにまた眠り始めてしまった。


 折角なので横穴を増やして羊の魔物ようの部屋を作ってやった。その事で心を許してくれたのか、こちらに体を擦り付けて来たので撫でてやったのだが、急にテンが起こり始めてしまった。


 その時は嫉妬する姿も可愛いなあと同時に撫でてもらう事で許しを得たが。


 他にも樹の上に魔物が増え始めた。鳥型の魔物や、あのモノと自身を消失させる魔法を扱う魔物もいた。それらの魔物を大蜘蛛の近くが安全だと理解しているようで大蜘蛛を恐れている気配はない。特段大蜘蛛も気にした様子はないので、全く種族が違うのにこんな形の共生もあるのかと驚いた。

 

 僕としてはあのモノを消失させたり出現させる魔法を身近に観察しやすくなったので、この機会になんとかコツを掴みたい。

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