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杜の国の王〜この子を守るためならなんだって〜  作者: メロのん
第1章 安住の地を求めて
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第95話 遭遇

 結局呪いの手がかりはヒトの国へ行かないと得られなそうだったという事で、再び森の東側を抜ける事を目指して歩いている。


 メンバーは僕とテン、ゾンとルア、そして樹鼠。樹鼠に関しては連れて行くか迷ったのだが、もしかしたら途中で何か手がかりを見つけてくれるかもしれないと思い連れて来た。今はどんな些細な情報でもいいから手にしたいからな。


 前に全く違う理由でヒトの国を目指していた時は時間がどれほどかかってもいいからゆっくりと進んでいた。だが今回は時間をかけすぎると取り返しのつかないことになるかもしれないと、時間をかけすぎないよう進む。


 とはいえ焦り過ぎたところで手がかりが得られるというわけでも無いから急ぎ過ぎる事もしない。


 テンも僕の服の中で眠りながら進んでいたのだが、今回は外に出てもらいテンにも探ってもらいながら進んでいく。


「キュキュイー!」


「キュル?」


「キュキュ!」


「キュ…キュルー!」


「キュイキュイ!」


 ……テンにも呪いの痕跡を探ってもらっていると思っていたのだが、どうやらテンは美味しい果実を探していたようだ。そしてそれを樹鼠にも共有してあげ、樹鼠も喜んでいる。


「かわいいねー。」


「2匹がいると雰囲気が和らぐ。」


 今から張り詰め過ぎても疲れるだけか。そういう意味では2匹のように肩の力を抜くべきか。いささかこの2匹は自由すぎるがな。


 ☆


 ヒトの国を目指してあれから1週間ほど進んだ。以前進んだ所まで転移でショートカットした事を考えると、もう20日分ほど進んでいることになる。


 もう浅層にまでは入ったのだろう、少し森の雰囲気が変わった。十分とは言いけれないにしろ生き物の気配が増えて来た。他の場所に比べるとやはり生き物の気配は少ないのだが、これがこの付近の生態系だと言われればそうかと納得もできるほどだ。


 更に浅層を進みそろそろ森を抜けるのではないかと思っている頃、前方に複数の気配を感じた。


「キュイ」


「どうしたのー?」


「何かいる?」


「ああ、これは…ヒトだな。」


「「え…」」


 ゾンもルアもヒト族に会うのは覚悟して来たのだろうが、唐突なその出会いに思わず固まってしまった。


 

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