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脱落 2



 メインの作業:

『お前の言う通りにやったのにバズらないじゃないか! インチキマニュアル!』という、予測できる苦情に向き合う。


 結論:

 ★自分の境遇は自分で把握。

 ★『最低限必要なもの・こと』が多すぎる。

 ★クソ真面目に受け取らない。

 ★覗き見して盗み見よう。




『大勢が脱落する第3のポイント』は、『体力・若さ』です。

 隙自。

 ということで、17歳の頃の話をしたいからする。

 17というか はたち前後。あの頃は本当に、体力と気力があった。

 何せ、週6でバイトしながら、週5日、大学に通ってましたからね。

 2、3年。

 火曜の夕方だけが『休日』という、今では考えられない『活動』っぷり……。


 石ノ森章太郎先生が、おっしゃっていたらしいじゃないですか。

 最近小耳にはさんだ記憶がありますけれど。

 体力が1番大事だ、的なことを。

 ……『1番大事』が、多すぎる。

『最低限やらなきゃいけないこと』が多すぎる!


 とにかく今私が直面しているのは、『基礎体力の低下』という問題です。

 17歳じゃないのに勝ちたいのであれば、ここはどうにかして越えなければなりません。できなければここで脱落。集めたマニュアルも、蓄えた知識も、湯水のように湧き出てくるアイディアも、全部根こそぎ無駄になる。




『第1のポイント』は、『郷に従え1』、すなわち『異世界転移・転生』ですね。

 郷に従う、それは大切なことです。

 実行するに越したことはありません。

 できるならやる。

 でも実際、自分のオリジナリティと本音を爆発させた『自分の小説』が、『異世界転移・転生』に、合致するかどうかは ある意味ガチャ。


 めちゃくちゃスムーズに、『俺TUEE』だか、『異世界チーレム』だかが、大好きな志望者もいれば、『小説家になるため』に、なろうを利用しているだけの人もいる。

 実際、異世界以外のジャンルだってあるわけだし、絶対に駄目というわけでもないし……。

 

 自分はまず、欲張りなので、マイルドに言って『なろう嫌い』を、冒頭でいきなり転移して、つっぱねることをしたくはならなかった。

『なろう好き』サイドの人は、いつか『転移』が始まった時点から、振り向いてくれるのでも構わないと思った。


 まあ内容は別にして、『なろう好きなら”転移”から読んでくれる』――というシンプルな公式があるのなら、『なろう好き』の票の獲得は、『焦らなくてもいいな』『1番はじめにがっつくものではなさそうだな』と、シンプルに、内容は置いておいて――、思ったわけです。



 自分の説得。

『実質的な異世界転移』なら、どこにでもありふれていて、それは別に抵抗ないなあと、自分に言わせた過去がある。


 たとえば『千と千尋の神隠し』……中身が全く同じでも、タイトルが『千と千尋の異世界転移』だったら、『ザ・なろう小説』ですが、タイトルに『異世界』が入っていないので、自分も全然、気に障ったことはありませんでした。

 だったら作れる。


 コーヤコーヤ星も、ソウル・ソサエティも、よくよく考えたら『広義の異世界』に含まれます。

 ナメック星だって『異世界』に違いはないでしょう。

 ONEPIECEの、島をめぐる感じだって、それぞれの島には、『未知』と『冒険』がいっぱいです。


 ネタバレされてない新作のゲーム。

 主人公プレイヤーの生活に合わせて、姫が誘拐され、ラスボスが必ず主人公に倒される『ザ・ご都合』……。


 まあ、この場所に異世界アンチはそんなに居なさそうなので『第1の難所』の話はこの辺で切り上げましょう。

『なろう』で活動させてもらっているのだから、『異世界モノ』は郷に従え。




 いよいよ『第2』。

 これがその……『なろう』における、『郷に従え2』ですね。

『交流』。『相互評価』。


 運営様が広告収入を得ることが第1、というレイヤーを直視してみましょう。

 とにかくそこでは会員が、『なろうの外で受け入れられる』かどうかは問題ではないんです。永遠に『なろうの内部』で、ここでしか通用しない物語を、互いに褒め合っていてくれるだけで、ページの閲覧回数は増え、広告収入が懐に入ってくるのですから。


〈加筆20190420〉

 広告収入といってもアレですね。すべてが懐に入るのではない。

 こっちがどれだけページを食っても、1円も払わなくていいサーバー代。

 それが100万人だか200万人だかの会員全員分。

 運営様が支払ってくれているのですから、みなさんも極力、広告をクリック(タップ)したりまでしましょう……。

 規約違反等、問題児に対応するのもタダじゃあないでしょうし……。



『なろう内』では褒められたのに、Twitterをやるとボロカスに叩かれて、メンタルがやられたという話を、頻繁に耳にしたことはないですか?

『なろう内』で褒められたんだから、『なろう外』でも『面白い』と言ってもらいたい、という本音が、絶対に見つけられるはずです。

 なろう内でも別に面白くなかったんだとは思いたくないし。



 傷の舐め合いは、つきつめると、『運営様が広告収入を得ることが第1、というレイヤー』だけにたどり着く。

『外の世界でも受け入れられる』という、『なろう会員の理想』ではなく。



 話は飛びます。

 とにかく、なろう内での『交流』が不得手なら、なろう内での躍進すら見込めない。命取りだ。ということなんです。事実として。私のように。ポイントがカスなまま、鳴かず飛ばすというわけです。

 それは『郷に従え2』、『運営様のためのレイヤー』を、自分本位につっぱねているのと同じことだから。

 フランスに行って英語で話しかけるようなものだったから。



 隙自ですが、『寂しくない』ということは『繋がることが苦痛』だということです。

 たとえ話になります。

 テレビで見なくても、『掃除・片付け』が、死ぬほど嫌いな人っていますよね?

 死んでも『自炊』はしたくない、できない! やらない! という『個性』の人もいます。

〈修正〉

 要は人それぞれに、『死んでもできない!』という作業があって、その点は万人が平等だというか、ああ、全員同じなんだなというか。詳細は違えど、『死んでもやりたくないことがある』という点は同じだと共感を覚えたりしてみたり……。


 とにかく『郷に従え2』=『交流』が、壊滅的に不得手なのです。

 電話とメールは胃痛のもと。

 そのために私はここで脱落するでしょう。




 で、この辺のテーマに関連付けて、何が言いたいのかというと、『クソ真面目』に受け取らないでほしいということ。えー、つまり、『のぞき見している』という自覚を――つまり。『お前の言う通りにやったのにバズらないじゃないか! インチキマニュアル!』という苦情が予測できるわけで、


 たとえば『ネーミングセンス』。

 自分も、ネーミングに関する『縛り』があるし、『コツ』がある。

『〇〇〇』は禁止だとか、『●●●』という辞書は重宝するだとかいった、決め事・知識がある。


 とにかく『ハイセンスなキャラ名』というものは、『小説』において、最重要事項ではない。むしろ『重要度』の『順序』としては、1番最後の方……になるわけだが、作る順番としては、『名前』が仕上がってから、『本編』を編み上げる……という順序が正しいわけだ。のぞましいわけだ。


 じゃあきみは、あなたは、どこから着手すべきなのか?

 これは自分で責任を持って、選択してもらうしかない。

 私が開示する順番に、吸収していくのではなく。


『名前』を作ってからじゃなきゃ『本編』は編み上げられないのに、

『ネーミングセンス』の『重要度』は『最下位付近にある』……。


 そもそも、誰もが、板挟みにされている問題。

 だから、最終、全部できなきゃいけないってこと。


 自分だって『脱落の壁2』『脱落の壁3』で、交流しない、若さが足りない、という『最低限』のことができていないために、バズが壊滅的なまま。

 こいつは自己責任なのです。




『お前の言う通りにやったのにバズらないじゃないか! インチキマニュアル!』という苦情が予測できる問題。

 ↑

 これを軸に考えていくと、

『こんなこと言われても別にいいよ~ん』だと、マニュアルにならない。

 しかし、

『こんな非難は受けずにいたい!』と、私が熱望することも、許されない。

 それでは一歩も踏み出せないから。


 だから『寂しい』がある人は、『思いのままに仕上げた小説』で勝負して、『交流』でポイントを増やしていく。評価して、評価のリターンをもらって、ポイントを増やす。

 私に言われるまでもないことでしょうが……。

 それで済むなら、私のマニュアルなんか要らないじゃないですか。



 弱いことが強い場合もある。



 だからたとえば、『九乃月木化わたし』の場合、なまじ『《デス♀バード》の解』なんかを持っているので、妙に切羽詰まれない。という苦境にあったりします。


 もしも私が『《デス♀バード》の解』を持っていなかったとしたら、『ギリギリエロエロすぎる話』を、本命にしただろうということ。

 ――これは弱いのか、強いのか。


『いつまでも少年漫画の夢を追いかけている』。

『思い切ってエロに進んだエロ漫画家』。

 ↑

 今、どっちが儲かっているのか。


『ガチエロ』は万能か?

 ――立場によるわけだ。


『先祖代々畑・土地』をゆずりうけてきた名家。

 結局実家を継いだ人。

 刺激がほしいかもしれない。

 逆に『生きていくだけ』ではつまらない――わけだ。

『生きていく』『飯を食う』なんて、運よく楽勝になっちまった――

 この立場の人に、いきなり『2次元ロリが儲かる』――は、適用できない。


 20代、30代、40代……、

 切羽詰まったら『ガチエロ』――なんだけど、

 誰も彼もが切羽詰まってるわけじゃない。



 だから、要するに、

『話が1個の場合』――とかいったような、

 トークの腕を上げるマニュアル――は、

 身に付けるに越したことは無いのですが、

 身に付けなくたっていい『立場』なら、

 身に付ける努力が、無駄骨にもなりますよ。と。

 あらかじめ、ここで、『クソ真面目禁止令』を発令しておかなければならないのです。


『なろう内でバズること』がゴールなら、手順が違ってくる。

『切羽詰まってるから、15禁でもガチエロに肉薄するぜ!』なら、

 これ以降を読まなくてもバズることができるわけです。



 自分の立場とそのゴールは、自分で把握してください!



 若かったり裕福だったり、生まれつき肉体が強健だったりして、人生に余裕があるのなら、私がマニュアルを開示し終わってから執筆に着手すればいいし、

 余裕がないのなら、『18禁のエロ』に今すぐ着手するしかない。

 イラストが得意なら、『ガチガチの探偵小説』に、本編に全く関係のない『水着美女のイラスト』を挟み込んで、読者を獲得しに向かってもいいわけです。



 ですからとにかく、『覗き』をしている程度の感覚で、ここへはやってきていただきたい。

 私は私の目的のために、『これこれこういう境遇の人』に限定したアドバイスをぶちます。

 それをあなたは盗み見るのです。

 参考にできそうなものがあったら拝借する。


『他のやつはいいからオレを救え!』と言うのなら、是非とも『境遇』を詳しく教えてください。

 そうしたら、あなた個人の苦境に限定したアドバイスが提供でき、その全文を、まったく別の苦境に立たされている人が、盗み見て、いいところ取りが、あるいはできるかもしれません。



 たとえば『社会不適合者』。

 たとえば『ワーカホリック』。

 たとえば『引き籠り』。

 たとえば『マゾヒスト』。



 マゾの人は、趣味で自分を痛めつけて、楽しいんです。

 だったら漫画の原作作れ。と思う。

 雪山登山なんかやっていないで。

 ――でもこれは、『あなた』への説教には、なっていないかもしれない。


 人殺しは作中でやってください。

 たしかに『残虐な描写の多い物語』は、拡散された結果、悪影響を及ぼす場合があるでしょうが、当人が実際に殺人を犯すよりは、少なくともその家族には良かったでしょう。

 悪影響を受けて、人を傷つけたくなった読者は、作中で人を傷つけろと言いたい。

 作中で人間を殺害しろと、私は何度も言いました。



 最後に。

『俺TUEE異世界チーレム』が嫌い。

『無条件でヒロインが主人公に惚れる話』が嫌い。

 を克服しよう!

 の話。


『エロ』だと割り切ることです。

 エロ漫画なら、『俺TUEE異世界チーレム』でも、『無条件でヒロインが主人公に惚れる話』でも、そんなに嫌悪感を覚えなかったはず。


 全裸が至高のエロではない。

 全くエロく感じない全裸があれば、実にエロいと感じる着衣姿もある。

 ということは、『18禁のルール』まで広げなければ、至高のエロスは描写できない、は、見当違いな思い込み。

 だったら『15禁』でも、『至高のエロス』は描ける。ということです。

 そこをゴールにすえたら、こちらのゴールを知らない素人に、枝葉末節を批判されても、『完走を諦める自分』になることよりは苦しくなくなるでしょう。


 たとえばうちの語り部その4、『バァーミ君』なんかは、ヒロイン(ウルカリオン)の『乳汁』を、いろいろあって がぶ飲みしてますよね? 山場みたいなところで。

 で、局部丸出しとかじゃない。この程度なら、外聞にもさほど悪い影響が及ばない。

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