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サイコパスを頃そう♪



 何度推敲しても、同じような話題へ戻ってきている気もしますが……、

 だから、その、『問題』ですよね。

 九乃月木化わたしの定義する『執筆マニュアル』と、あなたの求める『大成の秘訣』が、乖離している、という、予測というか、事実というか……『問題』。

 があるわけでして。

 そこにはどうしても、触れざるを得ない。


 たとえば『ラノベに語彙力は要らない』という意見。

 『ラノベ作家になる』ために『語彙力をつける』努力は『時間の無駄』と考える派閥。

 というものは、実際にあります。

 ここにも結論をめぐる対立があります。

 で、事実として、私にはここで、『語彙力を身に付けよ』と、指導する予定があるのです。

 …………。

 ……。




 要らない派。

 思考をトレスというか、順に追っていきましょう。

『ラノベ作家になりたいんやが……』というスレを2ちゃんだか5ちゃんだかで立てて、それがまあ、まとめられて、まとめサイトへまとめられたら見る、自分みたいな奴の目に触れる……ことがありまして。


 スマホ太郎とか、ここで言っちゃいけないのかもしれませんが、

『異世界スマホ』……とかの、まあ『とある』の文章もよく貼られてますが……、

 お決まりというか、その場では晒されて貶されて……、馬鹿にされて、マウントを取られます。


 しかし『1』が『ラノベ作家』を目指している場合は、

 成功者でアレなんだから、語彙UPの努力なんかしなくていいんだよ。

 と結ばれて、『目先の安らぎ』――が、『1』の手に入るわけです。



 また別の見方もできます。

 たとえば純粋な読者だった頃には、『難しい単語』をひけらかしてくる文章なんかを目にすると、『知識人アピールうっざ』『自分が作家になったら、わかりやすく、伝えることを第一に、シンプルな単語で……』等、感情に従えば、意見をしていました。

 …………。

 ……。




 話を冒頭に戻します。

 ここのエッセイのタイトルの通り、私は小説家になりたくて『小説家になろう』を利用させてもらっているわけですが、『小説家になろう』で活動されている方の全員が、『小説家になられなければ死ぬ』という境遇で、執筆しているわけではない、という事実があります。


 そうなると、理想のゴールが違ってくる。

 登録はしているけれど『読み専』。

 執筆は『交流』『お喋り』『コミュニケーション』『対話』『出会い』のための『ツール』に過ぎない。

 友達を手に入れることが第一で、寂しさを紛らわることが第一で、自分を慰めることが第一で、あるいは単に、自分が大好きすぎるから……自己顕示のために……、


 全員に大成を約束できる、とは、

 言えるならいいたいですけれども。


 しかしまあ『トークの技術』というものは、ほとんど全ての分野に応用できるものです。

 また、作家の才能というものは、他の全ての才能が『もともとなかった』あるいは『開花しなかった』人のもとに授けられるものであると、私は思っています。




 で、何が『サイコパスを頃そう』なのかというと、


 私「慣用句憶えなさい、辞書読みなさい」


「なんで? バカじゃない? そんなことやんなくたって成功してる人は沢山いまーすw はい、論破w」


 ↑こいつですね。


 サイコパスの欠点も様々なバリエーションがありますが、ここでは『何か問題が起こった時、デフォルトで自分は悪くない(相手が悪い)』と考える根性だけを『サイコパス』だと定義して話を進めます。


 球磨川禊ちゃんは『大嘘憑き』なので、自分で『僕は悪くない』って発言しても、嘘の可能性だってあるわけで……連想しないでください。


『えっ、誰にでもあるでしょ? 多少は』――これもね。『みんながやってるから自分もやっていい』『みんなにもある欠点だから、自分にあっても自分は悪くない』……。


 要するに、努力なしで自分を善人に定義できる詭弁なんですよ、こういうのは。

『自分が正しい』ことを、証明することが第一。

 どんな場合でも、どんな場面でも、自分が努力することなく――自分の金銭やプライドや体力を消費することなく――、『自分が正しいことを証明することが第一』で、目の前の選択肢に向かい続ける――、根性というか、気質というか、悪癖というか。

 はっきり言って、こいつが邪魔なんですよ。


 なぜそういった、精神的な弱みを、自分の中から削除しなければならないのかというと、

『能動』と『責任』と『大成』が、非常に強固に連結しているからなんです。

 大成するにはある程度、能動を重ねなければなりません。


 ハンドルは可能な限り自分で握った方が、好きな時に好きな方向へ、思いのままに、自己ベストの最速で、ゴールへ向かって進めるのです。


 まずはじめに『自分が正しい』という結論へ、事実をこじつけてゆく習慣。

 ジュースを1本購入したときは『製造会社に貢献してやったオレは善』。

 ジュースを1本購入しなかったときは『資源まで節約できたオレは善』。

 様々な場面に応じて、善に見える角度から、変わらないものを観測し続ける習慣!

 好き放題マウントしているだけなのに、反面教師としてはあいつの役に立っているオレは善!


 ……何故これがいけないのかというと、いきなり『仮の成功』を掴めてしまうからです。

 踏み出して1歩目で、現状に満足してしまう。

 批判に耐えられなくなって断筆した例だけが教訓となるのではない。

『3点だけど100点だと言っておこう』……褒め殺されるということは、飼い殺されるということ。

 かもしれません。

 



 責任と大成の話。

 単純な話、責任を背負えば背負うほど、シンプルに大成へと近づきます。

 しかし現実、なんであれ人は、無限に担ぎ上げることはできません。


 筋トレがイメージしやすくていいですね。

 格好いいボディ、筋肉、それが身に付いた地点は、まごうことなき『大成ゴール』であります。

 1番重い負荷を、かけ続ければ、いきなりマッチョになられますが、

 腰やら足首やらを、いきなり負傷してしまう人も出てくるでしょう。


 徐々に徐々に、少し強くなったら、『リスク(現在の苦痛)』と『チャンス(将来の褒美)』を同時に内包した、『責任』というものを、少し増やす――、これを繰り返す――、

 徐々に徐々に、ダンベルの重さを上げていく――、


『もともと強い奴』だけにしか実践しようのないものは、『理想のマニュアルでは無い』ということなんですね? これをひっくり返しましょう。

『理想のマニュアル』とは、できるだけ多くの人が、実践できるものでなければならない。




 能動と大成の話。

『そんなことやんなくたって成功してる人は沢山いる』。

 この考えを信条にするに至った過程を、遡った先にある根源を、知覚できなければなりません。

 妬み、嫉み、僻みを、心から千切って捨ててください。


 つまり、こういう考えに至る人は、あらゆる成功者の『幸運に恵まれた部分』だけを、数え上げてしまっているんですね。

 で、『あいつがタダで手に入ったものは、オレにもタダで手に入らなければ不公平だ!』という感情に、悪なる感情に、浸食されてしまっているわけです。そいつを掃除するのにも『能動ただばたらき』が必要になるから、嫌だから。


 大切なのは、あらゆる成功者に『共通する部分』を見つけ出すことです。

 人は見た目が100%という、命の次に大好きな結論が、ズタズタに切り裂かれる場所なんです、裏方の職場という場所は。


 裏方なんですこの場所は。

 裏方で能動を、しかも個々の能力差を計算に入れずに、極めようという試みが、今この場所で求められ、そして実行されようとしているのです。

 なぜなら当たり前に絶対に、そうでなければならないから。

 それ以外の選択肢が赦されない場所だから。



 能動を極めようとしていることを大前提として話を進めます。

 あいつがタダで手に入れた幸運を、あなたにも寄越してあげる方法なんかありません。

 何故ならあなたはあなたでまた別の種類の幸運を、あなただけが手に入れているからです。

 ことあるごとに『あいつが悪い(自分は悪くない)』と考えてきた悪習を、ぜひとも改めて、ことあるごとに『自分が悪い』と、思考する習慣を身に付けましょう。



 背負える責任を全部背負う!



 これが『大成』に対して、具体的に貪欲になる、ということです。

『責任』の中にひそむ『チャンス(将来の褒美)』が、明確に見える目を養ってください。

 チャンスが欲しければ、逆算して『責任』を、血眼でかき集めるべきなんです!


『あいつは京都生まれだったから成功できたんだ』。

『あいつは医者の子だったから成功できたんだ』。

『あいつは織田信長の子孫だったから成功できたんだ』。

『あいつには売れっ子美人漫画家の姉がいたから成功できたんだ』。

『あいつはイケメンだったから』。

『あいつは身長が高かったから』。

 この習慣をいますぐにやめましょう。

 能動を極めようとしていることを大前提として話を進めます!



 成功者に『共通』する『秘訣』を探してください。



 クラピカを見てもシズクを見てもコルトピを見ても、一発で『具現化系だ』と判るように。

 クラピカとシズクとコルトピを見比べて、『えっ、全然別人じゃんw だから念能力なんて実在しない、はい、論破w』とは言わないように。



 現実世界で『凝』の修行をしてください。


 

『よつばとダンボー』が、『日常系』の1話だと思っていても構わないのは、『作家になる予定のない、純粋な受け手』だけです。


『よつばとダンボー』と『HUNTER×HUNTER』に共通する『秘訣』を見つけてください。

 見つけ出してください。

 これができれば大成できます。

 逆にできなければ、どんなに情景を美しく形容できても、全文没になります。

 今すぐに答えを言ってもいいのですが、自分でうんうん苦しみながら考えた方が、のちのち頭に残るらしいので……。


 ちなみに私は、10年とは言いませんけれど、3……いや、リアルに4年はかかりました。

和菓子わかこ』の冒頭ではわかっていません。終盤になってわかってきた感じ。


和菓子わかこもアップしなきゃなあ……)


 わかる人は楽勝でわかるようなものですが、そいつこそが『天性の才能』というやつで、それを持ってない人(その他の才能に恵まれている人)にも早めに配ろう、というのが、この場所の目的なんですね。





《問1》

『よつばとダンボー』と『HUNTER×HUNTER』に”共通”する『執筆マニュアル』とは一体なんですか?

 端的に答えなさい。


(注:『HUNTER×HUNTER』の部分は『ドラえもん』でも『ドラゴンボール』でも『ONEPIECE』でも『トリコロ』でも『化物語』でも構わないものとする)


 ※最近の漫画やラノベは、単に私が読んでないだけで、『共通しない!』というわけではありません。共通しないかもしれませんが、ただ単に私が知らないために例に挙がらないだけ。



 私の本命の『デス♀バード』の中にも、答え的なものは忍ばせてありますので、『今ここで私を始めて知った』+『4年間も自力で考え続けたくない』+『私が解答するまで待てない』という方には、あちらを探るという手も、ないでもないですの(嬢)。

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