試練の洞窟その11
最近スランプにおちいっててうまくかけない······
今日の投稿文もかなり意味わからないことになってるかもです。
期待して待っていて下さった読者の皆様には申し訳なく思っております。
次回からは(多分)大丈夫なはず。
本来入れるはずじゃなかったここ3話と違って、最初からそれなりに話は作っているので······
話を聞いてみた感じだと、私の中にいる存在が言ったのは試練の洞窟のことらしい。
確かに試練の洞窟ならば兄様達どころか父様も追っては来れない。
追ってこられる可能性があるのもアオイと、その協力者として一緒に入って来るであろうノエルだけだ。
そればかりか試練をクリアすることができれば、私は大鎌の力を増すことが出来るだろう。
つまり、それは私が強くなることが出来ると言うことと同意だ。
私の中にいるものの言うことは確かに理に叶っている気がした。
私は声に導かれるように試練の洞窟へと向かった。
······私に対して行われた試練の内容については割愛するとしよう。
兎に角私は試練を無事突破する事ができ、風属性の大鎌である『死風鎌 デスサイズ』の力を解放することが出来た。
後はアオイとノエルが来るのを待つだけだ。
『その後はどうするのですか?』
試練の洞窟に入ってから基本的に黙りだった私の中にいる者が再び語りかけて来る。
それにしてもどうするとはどういう事だろうか?
『もし、ここにノエル達が来て、貴女がそれを倒した後の事ですよ。それで終わりですか?』
そう言えば全く考えていなかった気がする。
『貴女はどうしたいのですか?』
わからない。私はどうしたいのだろうか?
思えば私は自分で何かをしたいと考えたことはあんまり無かったかもしれない。
強いて言うならアオイを攻撃していた事だが、あれだって何かのためにしていた行動ではなかった。
『まぁ、貴女の望みについては保留にするとして······来たみたいですよ』
私の中にいる者の言う通り、アオイ達が到着したようだ。
取り敢えず向こうはまだこちらには気づいていないようなので、風の刃を飛ばして首を狙って見る。
しかし、完全な不意打ちだったのにも関わらず、風の刃はアオイどころか、一緒に来ていたノエルも切り裂くことが出来なかった。
そして、この時になって私はようやく気づいた。
アオイはもう、私になぶられていた頃のアオイでは無く、私と同程度······いや、恐らく少しだけとは言え私よりも上にいるだろうということを。
「へぇ······今のを避けるんですの? 軽くとは言え殺す気で放ったというのに······やはり強くなってるんですね。姉さんは」
だからこそ、この言葉は自然と口から溢れ出た。
よく考えれば私がアオイを認めるような発言をしたのはこれが初めてなのでは無いだろうか?
相手を上だと認めておきながらも上から目線な言葉になってしまっているのには苦笑しか起きないが。
「ウィンさん······なのか?」
そして、その直後に発せられたノエルの言葉に私は内心首をかしげながらも
「私はウィン・ヤマト······それ以上でもそれ以下でもありません」
と答える。と言うよりも私を誰と見間違えたのかしら?
『恐らく私が貴女の体を使っていた時の事を思い出して、本当に貴女なのかそれとも私なのかを確認したかったのではないでしょうか?』
成る程。私の中にいるものの者の言葉に私は一人納得する。
それを見たノエルが何かを期待するかのように
「······っ! じゃあ!」
と叫ぶ。
その言葉が何を期待しているのかは何と無く理解することは出来ます。
しかし······私はその期待に答えることは出来ないだろう。
何故なら、私の目的はアオイを倒すことだし、私の中にいる者の目的はノエルを殺すことなのだから。
······そう言えばどうして私はアオイを倒したいのだろう?
下に見ていたはずのアオイに破れたのが我慢できないから?
いや、確かに悔しくはあるが、あれは私が鍛練をサボっていたからだ。それとは直接関係ないだろう。
では何故だろうか?
よく考えれば私は別にアオイを殺したいわけではない。
確かに下に見ていた時は殺したい等と思ったこともあったかもしれないが、今はそんなことを考えてはいない。
なら、どうして······?
いや、本当は解っていた。
私の本当の望みが何なのかは。
私は······本当は誰かに認めて欲しかったのだ。
だからこそ私のするべき事は
「ええ、ですから決着をつけましょう。あなたたちに勝ち、お兄様達を倒し、今度こそ私は私の強さを証明する!」
アオイをここで倒し、兄様達を倒して私は私の強さを持って認めさせる事だ!
私はデスサイズを構えてアオイたちに相対した。




