試練の洞窟その4
更新遅くなり申し訳ないです。
後、キャラクターも最近ブレブレになっているような·······一応ある程度固まってはいるのに割とブレブレに·······
読者の皆様には申し訳なく思っております。
もっとイメージを固めなくては·······
「アオイ。今の魔法は?」
あんなのアオイと一緒に依頼をこなしていた時でも見たことなかった。
「ん、相手に打った青魔法の温度を一気に上げることで爆発させた」
「ん? どういう事?」
言ってる意味が良くわからない。
「ミズキ姉さんと色々と実験した結果の産物。何でかは解らないけど水はいきなり温度を上げられると爆発するみたい」
ふむ、要するに魔法とかでは無いと言うことか······あれ? でも······
「あんなサイズの水弾であそこまで威力が出るものなのか?」
少し離れていたから正確なサイズまではわからなかったが、そこまで大きくなかったとは思う。
精々俺の握り拳程度の大きさじゃ無いだろうか?
「私の魔力で水をかなり圧縮していた。圧縮すればするほど爆発させたときの威力が大きいのも証明済み」
あー、だからあんなサイズでもそれなりの爆発が起こったのか。
「あれ? でもそれだったら最初からこの方法を使ってればもっと楽に勝てたんじゃ······」
「相手のノエルがが全力行使を使えた場合、爆発の範囲外に出られる可能性があったのと、少しダメージを与えたくらいじゃ回復される可能性があった。相手のノエルが全力行使を使えないってノエルが教えてくれたから使用できただけ。」
成る程、確かにわざわざギリギリでかわすことも無いだろうし、逆に水弾を打った隙を突いて攻撃に移っていたかもしれないな。
「それじゃああの赤い霧は?」
「ん、あの爆発を起こそうとすると勝手に出てくる。ミズキ姉さんは急激な温度変化を起こそうとする魔力が形になったものだと思うって」
じゃああの赤い霧はアオイが出している訳じゃないのか。
「それよりもノエル······」
「ん? ってうぉっ!?」
いきなりアオイがこちらにもたれ掛かってくる。
「ちょっ!? アオイ!?」
「体が熱くって······力が入らない······お願い······ノエル」
上気した頬に、うっすらと汗をかいたアオイが上目使いで懇願してくる。
そんなアオイに俺は······
「マナヒール」
マナヒールをかけた。どうやらあの攻撃方法はアオイが魔法で自分の体温を調整出来無い程の魔力を消耗する上に、少し自分の体温を上昇させてしまうようだ。
「ん、ありがとうノエル。お陰で楽になった」
魔力が回復して、魔法で自分の体温を調整したアオイがゆっくりと立ち上がる。
「ん? 顔がまだ赤いみたいだけど·······」
「何でもない」
そう言って歩き出すアオイ。
残る試練は後一つだ。