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ノエルVs. ミズキ・ヤマト

先日はバイトの関係上更新できず、誠に申し訳ありませんでした!!


また、感想でのご指摘ありがとうございます!


最悪暴走しても読者の皆様がストッパーになってくれる······そのお陰で作者は安心して書くことができております。この場を借りて感謝を述べさせて頂きます。

 「それじゃあ始めます。これから私と模擬戦をしてもらうんだけど、これは模擬戦だと思わずに本当の戦闘だと思って戦って。勿論依頼中という想定だから、もし私を倒せたとしてもその後満身創痍って状態にはならないように注意してね」


 ヤマトさんが手を前に出すとそこから水が出てきてあっという間に狼の形を作り出す。


 それも一匹や二匹じゃない。狼の形をした水の塊はあっという間にその数を増やし、十を越える数の水の塊が俺の前に立ちはだかる。


「まぁ、最初はこんなものですかね······それでは─水獣使い─ミズキ・ヤマト。いざ尋常に参ります」


 その言葉と共に襲い来る水の狼たち。


「ブースト!」


 俺は自身の体にブーストをかけて狼たちに対応しようとする。


「過回復!」


「おっ!?」


 後ろで見ていたノクスさんが面白いものを見つけたかの様な声を出すが、何故か過回復は水の狼達に通用することはなかった。


 ······いや、よく考えて見ればあれは生物の回復力を強化することで逆にダメージを与える技なのだ。そもそもが魔力で作られた無生物の水の塊に効果を発揮する訳が無いのだ。


 しかしそれならそれでやりようはあるはずだ。相手が水の塊なら切ったり突いたりしても無駄だが、今回することはこの狼達の討伐ではない。


 狼達の後ろに立っているヤマトさんを倒せば良いのだ。


 俺はヤマトさんめがけて魔導書をぶん投げる。


「本は投げるものじゃないわよ! っと」


 そう言えば何時も投げて使っているから麻痺していたのかも知れないけど本って投げるものじゃないよね?


 ホントに今更ながらだけど。


「それに、丸腰じゃあ狼達の餌食よ」


 ヤマトさんのその言葉と共に狼達が俺の視界を埋め尽くす。


「アポート!」


 俺は手元に魔導書を引き寄せるとそのまま狼達を殴り飛ばしていく。


「あれ? 本って鈍器だっけ!?」


 本で殴り飛ばされている狼達を見ながらヤマトさんが突っ込みを入れてくるが、断じて本は鈍器ではない······間違っても良い子は真似しないで欲しいものだ。


「でも今日はここでお終いみたいだね」


「どういう······」


 いきなり終わりだなんて言い出すヤマトさんに意味がわからなくて聞き返すが何も答えずに俺の方を指差すだけ。


 もしかして俺の後ろに何かあるのか? と振り返ろうとした俺は途中で動きを止めることとなった。


 なぜならそこには今にも俺の首筋に牙を突き立てようとしている水の狼がいたのだから。


「あー、俺の負け······ですね。」


 流石にこの状況から何とか出来るとも思えなかったので俺は素直に両手を上げて降参の意を告げる。


「うん、じゃあまた明日悪かった所とか指摘しながら模擬戦をさせてもらうわ。そう言えば手紙に書いてあったんだけど、パーティーの子もいるんだっけ? パーティープレイなんかも見てみたいからパーティーの子さえよければ連れてきてくれるとありがたいかな」


 ヤマトさんがそう言うと同時に俺の首筋に噛みつこうとしていた狼はその姿を水へと戻し、ヤマトさんは部屋から出ていった。


「その年で過回復まで自由自在に操るのか······やっぱり治療師ギルドを中心に活動しないかい? ノエル君。君にはかなり才能があるみたいだ」


 そう言うノクスさんを苦笑いでやり過ごして俺は冒険者ギルドへと戻っていった。

次回更新は明日できたら良いなと考えております。遅くとも明後日には投稿予定······よろしくお願いいたします!

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