表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/169

武器を求めて

 昨日のダンジョン実習で魔石を54個手に入れた俺たちだったがその配分について一悶着があった。


······というのも帰ってきてすぐに


「よし、んじゃあ魔石を5等分して配分するか」


「了解にゃー」


 とレッカとニナがいきなり魔石を5つの束に分け始めた所からスタートする。


「待て待て待て! 何で5等分なんだ? 俺は今日戦っていないんだから配分するのはおかしいだろ!?」


「それに54個を5等分はできないだろ?」


 俺とテツが方向性は違えど疑問を投げ掛ける。


「確かにノエルは今日戦ってなかったけど、その代わり魔石を取ったり、荷物を持ってたりしてくれてただろ? 配分に参加する権利ならある」


「それにニナ達に魔石の取り方とか教えてくれてたりもしたにゃー」


「魔石が54個しかないのは誰かさんが最初のコボルトの魔石を叩き潰したからだと思う」


「うぐっ!?」


 レッカとニナが俺に説明している傍らでアオイがテツを沈めていた。


「それに······」


 とレッカが続ける。


「パーティー内では公平でなくちゃいつか不和の種になりそうだからな」


「ありがとう」


 これがレッカなりの気の使い方だと気づいて俺はありがたく自分の分をもらうことにした。


「だけど······流石に戦っていない俺が戦った皆よりも多くもらうのは流石におかしいから俺がもらうのは10個にするよ。それに全部F-級のものでいい」


 途中で何体かコボルトが混じっていたため、F級のコボルトの魔石もいくつかあるのだ。


 流石にこれには反論できなかったのかする気がなかったのか、レッカが頷く。


 そして無事に配分が終わって、今日換金してきたところなんだけど······


 結果は銀貨15枚。


 うん、かなり稼いでいる方だ。


 ちなみにお金の計算仕方だが、お金には4種類ある。一番安いのが鉄貨。


 これ一枚では何も買うことができないお金だ。これ百枚を質屋に持っていくと銅貨1枚と変えてもらえる。まぁ、所謂お釣り用のお金である。


 次に銅貨だけど、これは一枚で大体安めのパンが買えるくらいと考えてくれたらいい。他にも銅均ショップなる店があり、そこでは一つの商品を銅貨1枚で売っているとか······ちなみに銅貨は10枚で銀貨と交換してもらえる。


 次はようやく俺が手に入れた銀貨だ。まぁ、大体1~2枚あれば一日の食費にはなるくらいだ。ちなみに冒険者以外の職業が1時間に稼ぐのが銀貨1~2枚くらいだな。ちなみに銀貨は10枚で金貨と交換してもらえる。


 最後の金貨は安宿ならこれ1枚で1食だけついて3日くらいまでなら泊まれるくらいだ。ちなみに言うと武器は、この金貨10枚からだ。


 さて、ここで問題です。


 武器を用意しようと思った俺が今正に挫折しようとしている理由は何でしょう?


 正解は······





 武器が高すぎるんだよ! この野郎!!

投稿するときに書き忘れていたため、追記させていただいております


遅くなりましたが本日の投稿をここまでとさせていただきます


次回投稿は明日です!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ