カリキュラム
ハイファンタジー日間3位・・・・
驚きすぎて心臓とまるかと思いました。
応援ありがとうございます。
ちなみに今回は説明回みたいなものになります。
次回から(多分)本格的に動き始めると思います
パンパン
「はーい。皆さん自己紹介は終わりましたか? それではカリキュラムの説明にうつりますのでパーティー毎に着席をお願いします」
丁度俺たちの自己紹介が終わったくらいにレスト先生の手拍子が教室に鳴り響く。
それと同時にワイワイガヤガヤしていた教室が静まりそれぞれ近くの席に着席した。
それを確認するとレスト先生が話始めた。
「まず、この学校に今年度は495人の人が入学しており、受験番号の順番に並べて50人ずつのクラスが10クラスあります。あっ、勿論最後のJクラスは45人のクラスだよ」
あれ? 確か受験者は700人だったよな?
それで最低限の知識と冒険者になりたいという意志があれば合格するような試験だったよな?
それで200人も落ちるとか······どれだけ働きたくない人が多かったんだよ。
人間大丈夫か!?
「ちなみに今は受験番号の順番で割り振っているクラスですが、半年毎に一回クラス替えがあります。その時の割り振り方はAクラスから順番に成績順になりますので出来るだけ上を目指して頑張ってください」
その言葉が終わり次第クラスの誰かの手が上がる。
「はい、ヘンリー君」
「その成績とやらはどうやって決まるのですか?」
先生に指差されてヘンリー君が先生に質問する。
先生はそれに頷くと
「うむ、その成績ですが······まずはこの学校のカリキュラムについて話した方がいいかもしれないね······この学校のカリキュラムでは授業は朝9時から昼の12時までの座学と、昼の13時から夕方の18時までの実習、一日をかけて行われる校外学習の3種類があります。座学と実習、校外学習は基本的に同じ日に被ることはないから学校で授業を受けるのは校外学習の日を除いて半日ということになるね。残った時間は君達の自由時間だ。個人で鍛練するも良し、パーティーの連携を高めるも良し。門限を破ったりモラルに反したりしなければ自己責任で何をしても構わない」
いや、モラルに反したりしなければ何をしても構わないは少しアウトなような。
「そして、肝心の授業内容だけど······まずは君達には最低3ヶ月はみっちり座学を受けてもらうことになります。その後でテストを受けてもらい、全員が一定点数を取ったパーティーはその次の週から週に一回の実習を受けることができるようになって、その後はクラス替えが始まってからの話になるけど····座学が減って実習と校外学習が増えるようになってきます」
なるほど······しかしパーティー全員が一定以上の点数を取る必要があるのか。
隣のテツが何やら青い顔をしているけど大丈夫か?
「まぁ、ようやく先程のヘンリー君の質問の答えになるんだけど、成績はこの座学のテストの点数のパーティーの合計点と実習の成果の評価によって決まることになるよ。ちなみにクラス替えの後からはパーティーの変更が可能になるからパーティーの馬が合わなかったとかが発生したらその時にお願いします······っと話すのはこれくらいかな? じゃあ今日は授業も特にないので解散で」
そう言って先生は教室から出ていった。