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テツの事情

今回凄く短いです。申し訳ない···


また、昨日投稿すると言っていたのに、いつの間にか寝落ちしており更新できませんでした。重ねて申し訳ないです。

「先ずは俺の事から説明していくとするか。俺はウィン殿やアオイ達ヤマト家と同じく、勇者様が召喚された時に魔王討伐をサポートする事を使命としている一族に産まれた。今回王都に来たのも新たなる勇者様が召喚されるという連絡が来たからな···その勇者様をパーティーメンバーとしてサポートするためにやって来たのだ。まぁ、必要ないと一蹴されてしまったがな」


 成る程、テツがミズキさんと意味深な会話をしていたのはそれが理由か。


 苦笑しながら話すテツに俺は納得していた。


「そして今回の勇者様を見て思った事を正直に言わせてもらうと······今回の勇者様は駄目だろう。過去に魔王相手に単騎で挑んで敗れた勇者様に類似することが多すぎる。恐らく今回の勇者様は魔王に負ける」


「ちょっと!? それってまずいじゃない!」


 テツの言葉にギョッと目を剥くウィンさん。


「ああ、勇者が魔王に負けるというのは最悪の結果だ。俺はアオイがどこまで強くなったかと言うのは見ておらんが···アオイ一人だけついていても恐らく厳しいだろう。······せめてノエルが着いていけば話は変わるかもしれんがな」


「······? ノエルは確かに強いけど、そこまで変わるの?」


 ウィンさんの言葉にテツが頷く。


「ノエルの真の強さはパーティーの継戦能力が高くなる事だと俺は考えている。詳しく言うのは他人の情報になるのでやめておくとして、ノエルがいるのといないのとでは魔王討伐の難易度もかなり変わってくるだろう」


「ふーん······まぁ、それはそうとしてどうするつもりなの? まさかと思うけど勇者をそのまま見殺しにするんじゃ無いでしょうね?」


 ウィンさんの言葉にテツは


「ふむ、勿論見殺しにはせんな。寧ろこの状況では積極的に潰しにかかることになるかもしれん」


「ハァ!?」


 再びテツの言葉に目を剥くウィンさん。


「ちょっ!? あんたどういうつもりなの!? 勇者を潰す? 勇者は聖魔の守りに守られているからそれは不可能って話以前に私達が反逆罪かなんかで捕まることになりかねないわよ!?」


 ウィンさんはテツの言葉に対して叫んでいるが、対するテツは


「それも恐らく問題ないだろう」


 と答えるだけだった。それを見た俺は流石に我慢できなくなり


「テツの事だから根拠が無い訳じゃ無いことは理解しているけど、本当に大丈夫なのか?」


 と聞かざるを得なかった。


「すまんな。俺は大丈夫だと思ってはおるが···その理由を今話すことは出来んのだ。俺にはその権限が与えられておらんからな」


 話すのに権限が必要だなんてどういう理由なんだろうか? しかし、今話すわけにはいかないと言うことはいずれ説明があるのだろう。それで十分だ。


「今は···ね。それなら何時なら話せるのよ?」


 ウィンさんはそこが気になったのか、テツに訪ねている。


「そうだな。俺達の一族が住んでいる村に着いたら話すことも出来るだろう」


 テツの言葉に一応納得の様子を見せるウィンさん。

 




「ふむ、着いたぞ。ここが俺達『守人の一族』の村だ」


 しばらく歩いた後にテツが辺り一面の荒野を指差してそう言った。

次回更新は明日······か明後日······遅くとも日曜日には必ず·····


 最近シフトがやばくて中々書く時間を取れていませんが、何とか頑張りますので応援よろしくお願いいたします!

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