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第8話  デート


お久しぶりにあの頃の夢をみた。


私と大好きだった男の子の夢・・・。


男の子は、私と遊んでくれてるけど私のことを見てくれない。





「ココー!!」


アキが私の家に遊びにきた。


「あ、アキ。」


アキは、心にお土産を持ってきたらしい。


2人は、心の部屋に入り話した。


「えぇーーー!!!ココにまた彼氏が出来た???」


と大声を出すアキ。


「うん。初めてつきあった夏野くん。」


「ココ?また傷つかないよね・・・。」


とアキは、心配そうに心の顔をみた。


(なんだ・・・アキも私のこと心配してるんだぁ)


「じゃあ、私きょうは帰るね!!」


「うん。ばいばい。」


と別れる2人。


でも、心には夏野と会う約束をしていた。


2人で会うのは、もう2年前になる。あの時は、まだ笑ってたのに。


夏野くんとは、公園で会うことにした。その公園は、初めてデートした場所。


心は、髪をワックスをつけてクセをつくった。心の髪は、肩までのびた試しがない。


それは、心は彼氏と別れるたびに髪を切っていたからだった。


心は、支度をして家をでた。


公園は、案外カップルが多かった。


待ち合わせの場所に行くと、もう夏野がいた。


「あー!!ココ!!」


と手を振って笑ってる。


「お久しぶり。夏野くん元気だった?」


「うん。ココは??」


「私も・・・かな。」


(私のうそつき・・・。)


私は、人に嘘つくのが嫌だった。


「ねぇ、ココはどこ行きたい??」


といきなり手をにぎってきた。


(え、いきなり手ってつなぐヵ?)


と心は、不安になりながらだまってついていった。


「うーん・・・夏野くんの行きたいところでいいよ。」


と心が言うと、夏野くんはいろんなところに連れていった。





ー夜ー


「ねぇ、ココ?」


と夏野くんがいきなり言った。


ここは、だれもいない夜景のきれいなビルの中。


人もにぎやかだった。


「ん?」


すると、夏野くんは心に近づいてきた。


(もしかして・・・夏野くん私にキスしようとしてる?)


夏野くんは、私の肩をぎゅうっとつかんだ。


すると、キスしようとした。


「!!!」





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