表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/37

第5話  ショウくん


私の恋は、どんなに幸せな恋でも


 最後には壊れるガラスの恋みたいなものでした・・・。






心は、体を丸めてガタガタと震えていた。


上着を頭にすっぽりかぶせて目を閉じたままだった。


あれからどうなったかはわからない。


「おねえさん、大丈夫?」


私は、ゆっくり顔を上げた。そこには男の姿はなく、中学生ぐらいの男のこが笑顔で私を立ち上がらせてくれた。


「君が助けてくれたの?」


私は、半信半疑で訊いてみた。


「うん!おねえさんが嫌がってたから助けた!」


その子は、笑顔で私を安心させてくれた。


その子は、中学生ぐらいの身長で髪は黒髪でやや長め。なんか、純情そうな男の子だった。


「あ、ありがとうね。」


私は立ち上がったけど足がまだ、ガクガクと震えていた。


「おねえさん。ここ座ろう!!」


とその子は、私の状態をみて気づいたのかベンチに座らしてくれた。


「君は、名前なんてゆうの?」


「僕?僕は、ショウってゆうんだぁ。ちなみに中3なんだ!」


(へぇ、ぜんぜんそうには、みえない。)


「おねえさんは?」


と私に無邪気に笑ってくる。なんか、その笑顔をみるとさっきあったことが嘘のように心が落ち着く。


「私は、こころってゆうんだぁ。君の1つ年上かなぁ?」


すると、ショウが驚いた顔をして身を乗り出す。


「おねえさん、16??みえないね!!」


「ありがとう!」


すると、ショウの携帯がなった。


「はーい!!ショウです!!」


ショウは、どんな時も笑顔を絶やさないいい子だと思ってたのに・・・。


あの時、私の心はショウでいっぱいだったから、そうゆうところには、ぜんぜん目がいってなかった。


「ごめんなさい!心おねえちゃん!!僕帰るね!!」


「うん・・・。今日は、ありがとう!」


と少しさみしい顔をする心。


それをみかねた、ショウは心に歩み寄り自分のつけていたマフラーを心の首に巻いた。


「心おねえちゃん!!また、あえるよ。」


あの時の気持ちは、今でも忘れない。


心がぎゅうっと締め付けられてるような・・・・。


すごく苦しくて。


こんなに、男の子を想うことはなかった。


よんでいただきありがとうございます!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ