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第37話  愛しい人

「あ!・・・・・いた。」


ショウは、お風呂から上がってきた。


「え?・・・いちゃだめだった?」


心は、少し不安になる。


「ううん!ココ大好き!!」


ショウが心に抱きつく。


そりゃあ、怖かった。1人でショウのこと受け入れられるかすごい不安だった。。。


だって、好きでもかかえきれなものってあるじゃん?


今、なんかドキドキしすぎて足が震える。


「どうした?ココ?」


「・・・今日は・・・一緒に寝るの?私は・・・1人で寝たいなぁ。」


心は、顔を赤くしてショウに言う。


「・・・・俺は、どっちでもいいや。」


ショウははにかんで、冷蔵庫をあけてジュースを飲んだ。


心は、お風呂に入る。


やっぱり・・・ショウのこと今ので傷つけたかな?


ショウのことはすごくすごく大好き。


でも、それだけじゃダメなのかな?


手を繋ぎたいとか、キスとかはたくさんしたいって思うのにその先は


死ぬほど怖い。


心は、お風呂から上がった。


リビングに行くと、ショウがいる。


「ねえ、ベットがいい?それとも布団がいい?」


ショウは、笑う。


でもその笑顔は無理して作っている。


「・・・布団がいい。」


心はなんだか情けない気持ちになる。


「・・・じゃあ、ここに敷いておいたから。」


ショウは、片付けて自分の部屋に行ってしまった。


「・・・・。」


心は、悲しい気分になった。


すると、ショウが戻ってきた。


「どうしたの?」


心が聴いた瞬間・・・


「ココ、おやすみ。」


ほっぺたにキスした。


心は、いきなりのことでおどろいた。


「じゃあ!」


ショウは、本当に行ってしまった。


心は、キスされたほっぺたをおさえた。


ごめんね。ショウがのぞんでることできそうにない。


私、ショウのこと好きだけど出来ない。


怖いよ。。。


心は、そう思いながら布団にはいった。


でも、寝れない。優しいショウのにおいがしたから。


すると、携帯がなった。


メールが来ていた。内容をみるとどうやらナギちゃんからだった。


『ココちゃん!本当に2人きっりにしてくれてありがとう。。。


 今、すごい幸せだよ。また、愛しい人と愛し合える。私にとっての最高の


 宝物。ココちゃんも大切なひとのこと自分から離しちゃだめだよ。 ナギ』


「・・・ナギ・・ちゃん。」


心は、急にショウが愛おしくなった。起きあがって、ショウの部屋に入った。


「ショウ?」


ショウをみると、あどけなく寝ている。


ふと、ショウの手をみると心の写真を持っている。


「・・・ショウ。」


涙が止まんない。


「ショウ!!起きて!!」


心は、大声を出した。


「・・・んん?」


ショウは、電気スタンドの電気をつけ、めがねをかける。


「どうした?ごめん、気づかなくて。」


「・・・ショウ、好き。大好き。すごい悲しくて、さみしくて。」


「ココ・・・。」


ショウは、心を抱きしめた。


「一緒に寝る?」


「うん。」


心は、うなづいた。

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