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第36話  愛する

「・・・・ナギちゃん?」


タイチはいきなりのことで驚いた。


「・・・どうして。」


ナギちゃんのあのときの顔は忘れられなかった。


いかにも、満ちていても満たない顔・・・。私のときと一緒だった。


「なんでここにいんだよ!!!!!俺がどんだけ探してたかわかるのか?????」


タイチは激怒していたかと思うと、いきなり安心したかのような笑顔になる。


「・・・ごめんなさい。」


ナギは下を向き、泣いている。


「どうしたんだよ。。。なんで、俺のこと置いていったんだよ!」


タイチは、優しくナギを抱きしめた。


ナギは、昔のことを全て話した。


「・・・。」


タイチは、ちゃんと真剣にナギの話を聞いていた。


「・・・じゃあ、とゆうことはこの2人は俺の・・・・・子供?」


「うん。1番目は真紀、2番目は心。」


少し照れ笑いをしている。


「・・・あんまり実感わかないなぁ。だって、どう見ても兄弟な感じすんじゃん?」


でもタイチも嬉しそうだった。


すると、ショウは心の耳元でささやいた。


「今日は、2人きっりにさせたら?」


「うん!そうする!!」


心とショウと真紀は、家を出た。


「あ〜あ!!ああゆうのっていいなぁ。。。私も彼氏のところに戻ろうかな!!」


と後ろを向き、笑顔で手を振って真紀ちゃんも戻っていった。


「どうしよう。。。今日は、家に帰れないよ。」


「じゃあ、俺んち・・・行く?」


ショウは照れながら言う。


「じゃあ・・・そうしようかな。」


心は、ドキドキする、


「行こう?」


ショウが私の手を繋いでくれたとき、心がホットした。


(どうしよう・・・。このまま、ショウの家に行ってなにもないまま帰ってこれるわけが


 ない。どうしよう。。。私初めてなのに!怖い。すごい不安。でも、大丈夫かなって


 思う。。。ショウとなら・・・)


心は、そんなことを思っている間にショウの家に着いた。


「どうぞ。」


ショウは、普通どうりに鍵を開ける。


(私だけなの?こんなにドキドキしてんの。)


そう思うと、恥ずかしくてしょうがなかった。


心はギクシャクしていて、ソファーに座る。


「ねぇ僕、先にお風呂はいっていい?」


ショウのいきなりの言葉に心はまた変な態度をとった。


「え・・??ど、どうぞ?」


心の顔が赤いのを見たショウは少し笑った。


(鼻で笑われた・・・。)


心はショウがお風呂に入っているときに携帯を出し、アキに電話をかける。


「・・・あ。もしもし?アキ?私・・・なんだけど。」


いきなりの心の電話でアキも驚いている。


「え????ココ??どうしたの?」


「うんと・・・・・・実はさぁ、今ショウの家にいるんだけど・・・。泊まることになって。」


心の声は少しおびえてるかのようにも聞こえる。


「・・・ショウくんって・・・鬼畜だね。心を襲うんでしょ??逃げなよ!!あの男はやばい!


 あんな最低な男やめておきな!」


アキの意外な言葉に心はキレた。


「あのね!!ショウは、鬼畜なんかじゃないの!!!私だって、少しは期待してたんだから!」


すると、電話からクスっと笑う声がした。


「・・・・アキ?」


(もしかしてわざと・・・。)


「・・・・アキちゃーん?」


心が言っても何も答えない。


「言えたじゃん。ココの本音。。。」


アキはそういって電話をきる。


そうか・・・。そうだよね。


なにもかも思うままにすればいいんだ。


ショウのこと・・・・好きだから。

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