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第28話  心のお母さん

「ただいまぁ。」


心は元気がなかった。


「あ、おかえりィ!!ココちゃん!!」


「・・・・。」


(・・・え?なんでいんの??)


「どうしたの??ナギちゃんに会えてうれしくて言葉、失っちゃた??」


その人は、どう見ても20代の女の人で、髪は肩ぐらいの髪の長さ。


身長は高く、とても綺麗な人。でも、私が一番嫌いな人。


「なんで、お母さんがいんの???」


すると、その人は心のホッペをグーでなぐった。


「”お母さん”って呼ぶなっつてんだろ??そんな年じゃねんだよ!!」


いきなり性格や口調が変わった。


「・・・ゴメン。ナギちゃん。」


「わかればいいんだよ!」


もう、お姉さま気分のこの人は心のお母さんだった。


「あ!!そうだぁ。ココちゃん!!真紀ちん、この家に帰ってきてるんでしょ??」


とまた、かわいいママに戻った。


「うん。そうだけど・・・。」


(なんで・・・知ってるの??)


「でも、真紀ちんはいまさら私なんかに会いたくないか!!」


と笑っている。


実は、姉が家を出る2日前、大変なことがあった。


あれは、思い出しくはなかった。


とても、悲惨だった。そのせいでお父さんもいなくなってしまったし・・・。


あれは、まだ姉が学校から帰ってきてなかったとき。


「ただいまー。」


と真紀ちゃんは、普通どうりに帰ってきた。


(あれ?お母さん帰ってきてる。めずらしい。いつもは、朝帰りなのに。)


すると、部屋で声がした。


(あーぁ。またか・・・。お父さんがいなくなってからいろんな人、家につれてくるからなぁ。


 困るんだよね。。。まだ、純情な心だっているのに・・・。)


そのとき、真紀ちゃんはちょっとした興味で耳をそばたてた。


「・・・あ・・・ダメだってばぁ。もう。」


お母さんは、笑っているようだった。


真紀は、そっと扉を開けると裸の男とお母さん。


(うわぁ〜!!)


真紀は、顔が一気に赤くなった。


「すげェーきれいですね!!さすが、真紀の」


と言うところをお母さんは、人差し指を口に当てる。


「言っちゃだめよ。。。真紀ちゃんに知られちゃう。あの子、すごくおこるから!!」


「わかった。。。ねえ、まだ、ここでやっていたい。」


「いいわよ。。。真紀ちゃん、今日はアルバイトでおそいから。」


なぎちゃんは、そこで真紀ちゃんの彼氏と寝ていた。


それは、真紀ちゃんの心に傷がついた。

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