第24話 ショウの気持ち
アキとはますます仲が良くなってきたけど、ショウとはあまり仲は良くなくなってきた。
最近まで、メールをしてたがめんどくさくなって心はぜんぜん送ってなかった。
私のこと、ぜんぜん大切になんかおもってないじゃん。
そう思うようにまでなってしまった。
逆にアキのメールを返すとすぐに返ってくるから、毎回送ってる。
「あ・・・・ショウからだ。」
心は、携帯を閉じる。
(なんで、私が怒ってんのわかんないかな?)
昨日、私が廊下でショウが前、遊びにきたとき時計を忘れていた。
それをわざわざ、となりの校舎までわたしにいったのに・・・・。
「え・・・・?わざわざ届けにきたの?」
ショウは、平然としている。
でも、私が気になったのは周りでショウの同級生の女の子の痛い目線だった。
「うん。」
心は、早く教室に帰りたかった。
でも、それはショウの一言で私は、ショウの気持ちを疑ってしまった。
「別に・・・持ってこなくていいのに。俺、忙しいから・・・。」
私は、放課後アキにそのことを話した。
「ええ〜〜???ふざけるなぁ!!菅野くん、何考えてんの??」
アキは私と一緒に怒ってくれた。
「そう・・・思う?」
「え?」
アキが私を見て驚いてた。
だって、私が泣いていたから。
初めてアキの前で泣いちゃった。
あのあと、ショウからメールがきたけど無視し続けた。
心は、あともう少しで夏休みだということに気がついた。
(どうしようかなぁ。。。夏休み、今年はひとりじゃん。)
毎年、夏休みを一人で過ごした時間は1分もなかった。
男と海外旅行をしたり、どこかでかけたり。
でも、キスとかその・・・まあHとかは1回もしたことがなかった。
私が拒んだんじゃない。男がしないだけ・・・。
遊ぶだけの女だったから。ちゃんと男には、本命の彼女がいて彼女と遊べない日は私を
呼び出す。そうゆうシステムだった。
でも、最近・・・電話番号を変えてそうゆう電話をこなくした。
全部・・・・ショウのためなのに。
心は、なんか昔のことを思い出したくないのでそのまま寝てしまった。
そのころアキは、ショウと会っていた。
「ねえ、菅野くん。心となんかあった?」
「え?別に・・・。」
「心・・・・泣いてたよ。」