第22話 休日のある日3
真紀ちゃんが1週間ぶりに帰ってきた。
真紀ちゃんは、彼氏のところで暮らすと言って家を出た。
それ以来からぜんぜん連絡がなかった。
「真紀・・・ちゃん?」
心配そうに真紀を見つめる。
「ん?私は、大丈夫だよ。。。ちょっと、ココに会いたかったから。。。」
少し暗い真紀ちゃん。
(ぜったいなんかあった!!)
でも私は、それからはなぜか聞き出せなかった。
あんなに元気でお姉さまって感じだったのに今は、ぜんぜん元気がない。
「お姉ちゃん・・・はい。」
心は、ココアを差し出すと笑顔でココアを飲んだ。
「ありがとう。」
今まで、あまり笑顔とか「ありがとう。」など普段は口にしない真紀ちゃんが今日は違う。
笑顔がなんかゆるくていいんだけど・・・なんか悲しい笑顔。
(ん??なんか忘れているような・・・・。)
心は思い出した。
「・・・ショウ?」
恐る恐る、聞いてみた。
「ん??なに。」
少し怒り気味!!
ショウは、体育すわりをしながらほっぺを膨らます。
「どうせ、おれなんてそうゆう対象だからな。」
(あ・・・わかった!!やきもち・・・かな?)
「やきもち?」
と心はショウの顔をのぞき見る。
「ち、ちげーよ!!バカ!!俺がやきもち・・・や、やくわけないだろ???」
とあせってる。
(かわいい。。。)
このときは、なんでそんなことしたのか私は予想してなかったけど・・・。
たぶん、ショウが愛しかったからだ。
心は、ショウのホッペにキスをした。
「そうゆう所も・・・大好きだよ。」
「!!・・・・バカ。」
ショウは照れていて、あまり顔を見せてくれなかったけどすごく愛しかったのは
覚えている・・・。