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第20話  休日のある日

私は、やっと気づいた。


私は人に甘えられないんだ。。。


少し・・・ショックだった。笑えられるようになったのはうれしいけど、また大きな壁が出来た。


今日は、入学式が終わって久々の連休。


私は、ベットでゴロゴロ。


゛ピピピピ  ピピピピ゛


携帯が鳴る。


ショウじゃないことは確かだった。


ショウは、生徒会長という役で連休もないって先生が言っていた。


「はい。心です。」


「あ!!ココちゃんだあ!!」


ショウの声。


(え??今日は仕事あるんじゃないっけ?)


そのとき、私は悟った。


先生は、ショウの人気っぷりをみてみんなに嘘をついたんだ。ショウの仕事の邪魔に


ならないように。。。それで、先生も私がショウのおっかけだと思って・・・・。


「今日はどうしたの?」


心は、少し明るい声で話した。


「いや、ちょっとさぁ。。。ココちゃんの声が聞きたいなあ・・・・って思って。」


心は顔が赤くなったのも自分でわかるくらい照れていた。


(ショウのばか!!うれしいことばっか言っちゃって。。。)


「もう、きょう仕事ないの?」


「ううん。これから仕事です。」


と残念そうなショウの顔が浮かんだ。


そう思うと、なんだか可愛い。


「ねえ、いまから会おうよ!!俺、心ちゃんに逢いたい。」


と寂しそうに言う。


「わかった!!!」


心は、急いで玄関をでた。


すると・・・


「おはよ。ココちゃん。。。」


笑顔で待っていたのはショウだった。


「え?ずっと、ここにいて話してたの?」


「うん。そうだよ。言ったじゃん。今すぐ逢いたいって!!」


心は、ショウを抱きしめた。


「ありがとう。」


「コ・・ココちゃん??」


ショウはこれには驚いた。


「家・・・入る?」


「うん。」


ショウの一つ一つの嬉しいことが私の満たされない心を満たしてくれる。


さすがだね。。。ショウ。



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