第18話 新学校生活
・・・え??なんでショウが?・・・・
心は一瞬目を疑った。
でも、それはアキの一言で目がさめる。
「あれ・・・・ショウ君だよね?」
アキも驚いている。
ショウは普段の行動を見ていて別に頭も良いわけでもなさそうだった。
だって、あの海に行った時はもう受験の2週間前だった。
どこからそんな余裕がでてくるのか不思議だった。
「へえ〜ショウ君って頭めちゃくちゃ良いんだね!!」
アキは私に喜んであげなよって言ってるようだ。
「・・・・。」
「ココ?」
「・・・・・。」
私は頭が真っ白になった。
そのまま、入学式は終わった。
ショウが入学しただけならまだわかる・・・でも・・・。
今日は、入学式だけだったので昼で終わりだった。
チャイムが鳴り、みんな帰るとき先生の一言でまた私の頭は真っ白になる。
「あ・・・・そうだお前ら!!」
みんな、先生に注目する。
「今日、1年の菅野翔があいさつしただろ?あいつ、今年の生徒会長だからな!!
だからみんな翔になんか提案したいことがあったら言えよ!!」
また、女子の黄色い声が聞こえる。
「私、さっそく行ってみよ!!」
「わたしも行く〜!!」
いっせいに行ってしまった。
「ココ?どうする?このままだと高校生活、ショウくんと過ごせなくなるよ!!」
「・・・・える。」
「え??」
「アキ!!!もう帰ろう!!」
「え??ココ?」
私は、アキの手を握りそそくさに帰った。
私は怒ってたのか、さみしかったのかわからなかった。
それとも・・・嬉しかった?
でも、言えるのは。。。
私はすごく・・・やきもちをやいていた。