第14話 告白
「心ちゃん・・・・。」
気づくと私は、ソファーに押し倒されていた。
「・・・・なに?」
「・・・・・。」
ショウくんは、黙る。
(やばいよ・・・・。これは、本気だ。)
心は、確信した。
「ねえ、ショウくん?」
心は、声をかけてみる。
すると、ショウくは私の上からどいた。
ショウくんは後ろを向きながら、あぐらをかいた。
「・・・・ごめん。」
「え?」
心は、チラッとしか見てないけどショウくんの顔が赤くなっていた。
「ショウくん・・・。」
心は、ショウくんの顔をみようと覗き込んだがますます赤くなって、
「みるなぁ!!」
ショウくんは、手で顔をおさえた。
「どうしたの?」
「・・・・。」
ショウくんは、何も言わない。
「・・・だって、かっこ悪いじゃん。」
「どこが?」
心はさっぱりわからない。
「だから!!好きな子に大好きって言えないことが!!」
ショウくんは、また真っ赤になった。
「・・・まじかっこ悪い。」
(・・・え?)
心は、なんかホットするような感じがした。
ショウくんは、どこもかっこ悪くない。
かっこ悪いのは私だよ・・・。
いつまで好きって自分から言えないの?
ショウくんは、年下なのに私よりも大人っぽい。
すきだよ・・・。一つ一つのしぐさがすきだよ。
心は、ショウくんのまえに座りなおした。
「?」
ショウくんは、驚いてる。
「ぜんぜんかっこ悪くないよ!!私も返事言わなきゃね。」
「返事?」
「うん。ちゃんと言うよ。」
「・・・・。」
ショウくん・・・・。ごめん。