表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
To Dream  作者: 三井
第4章【星に願わなかった人】
13/23

01 見慣れた街と紫と

 都内某所。よく晴れた日。


「落としましたよ?」


 蒼夜は駅前で女性に声をかけた。

 振り返った彼女は一瞬戸惑いの表情を浮かべるが、差し出された"それ"をみると、すぐに顔を緩める。


「ありがとうございます!これ、メッチャ大切なぬいなんです!!」

「それはよかったです。……素敵なネイルですね」


 紫色のネイルはとても綺麗に整えられていて、自然と目がいく。

 落とし物と同じ色で、デザイン系統も似ていた。


「ありがとうございます!今日はライブなんで、メッチャ頑張りましたっ!!」

「そうでしたか。どうぞ、楽しんできてください」


 元気に返事をした彼女は紫色の鞄を揺らし、楽しそうに広場へと駆けていく。


「どうか……そのままで」


 自分に背を向けて歩んでいく女性に、蒼夜はそっと呟き、笑顔を送る。

 その心に、少しだけ影を落とすが、もう完璧な笑顔が崩れることはない。

 彼女に初めて会った時とは違って……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ