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To Dream  作者: 三井
第3章【比べなくてよかったもの】
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02 今日からよろしくっす!

 20xx年の冬。

 都内某所のプラネタリウム。

 座席の3分の1が埋まった状態で、いつもとは異なる上映が終わりを迎えた。


「──以上のことから、心して励むように。なお今後、疑問・質問はパートナーの1等星に聞くように」

「……やっと、終わったっすね」


 頭上のスクリーンから映像が消えると、1人の少年はぐーっと体を伸ばした。隣に座っている男性に口を閉じるように注意されるが、説明中寝なかったのだから、大目に見てほしいっすと呟いた。


 プラネタリウムに集められているのは──星標(ほししるべ)学園の1年生。

 表向きは普通の高校生だが、彼らは“星側”として活動するために集められた存在だ。

 そして明日から、彼らはこれまで学んできた知識を現場で実行し、経験を積む「実践期間」に入る。

 もちろん既に活躍している、優秀な1等星の上司の下で。

 実践期間は、1年の冬から2年間。

 期間終了後は、すぐに今後の進路を決める。対象者に接触する『導き手』となるか、対象者の情報などを収集する『鍵人』となるか。はたまた──星側から卒業するか。


 ホールから出た少年──黒霧(くろきり)白兎は、再び体を伸ばして隣に立つ男に改めて伝える。


「これから1年間、鍵人として頑張るっすから、よろしくお願いしますっす!蒼夜さん」

「こちらこそ、よろしくお願いします」


 挨拶を交わす彼らの頭上には、本物の星々が輝いていた。

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