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⑴『金欠で首が回らない』
⑴『金欠で首が回らない』
㈠
こんなタイトルですが、いつも、という訳ではないんです。ただ、そういう時がある、ということで、金欠で首が回らないですが、金欠というものは本当に恐ろしいもので、人間は金に困ると、食事にありつけないから、犯罪を犯す、という一つのルートが有ると思って居る。
㈡
俺は実際、犯罪はしたことはないが、首が回らなくなった、ということはある。これは本当に、金欠で首が回らない、ということが、事実、明証されたことであって、様々な人々に、金欠で首が回らないは、本当のことだと、伝えようと思う。
㈢
或る一定の水準の生活を保っている人々には、金欠というのが、一体何のことなのか、分からないだろう。実際、学生時代までは、そんなことは、実感としてはなかった。これは、小林秀雄が言うところの、地獄落ちの話とも言える。