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91話 俺は中川さんと文化祭を回るため歩き出す

 教室の前に着くと、もうすでに教室の前に俺の他にBグループの係担当の人たちが集まっていた。


「やっほー! 結菜!!」

 

 月野さんはその中に橘さんを発見したらしく、話しかける。


「あれ? 雫お前、Cグループじゃなかったか?」


「うん!! なんとなく気になっちゃって来ちゃった!!」


 橘さんと月野さんが談笑していると。

 同じクラスメイトの真壁が教室から出て来た


「おーい! 次Bグループの人! 出番だぞ!!」


 真壁が俺たちBグループの時間になったことで、交代を知らせて来た。


「あ! 雫と結菜!! 」


「鈴音お疲れ様!! どうだった?」


「おおーお疲れ、鈴音!」


 すると教室のドアから勢いよく中川さんが飛び出して来た。

 それに対して月野さんが労いの言葉と質問をした。


「なんかすごかったよ! 人が結構来たよ!」


 中川さんが2人に嬉しそうに感想を述べると、教室の廊下の隅に立っていた俺を発見する。


「あ! 海人〜〜!! 次海人だよね! 頑張ってね! 係!」


「あ、中川さん……うん、頑張るよ……」


 中川さんは俺のところに来て嬉しそうにエールを送って来た。


「じゃあ、鈴音! 山田くんが係の間、一緒に回ろうか!!」


 すると、俺のところに月野さんが来て、中川さんにそう提案をする。


「うん! そうだね!」


「じゃあ! 早速行こうか!! じゃーね! また後で山田くん!!」


「あ、うん!! また後で……」


 月野さんは中川さんと一緒に文化祭を回るため行ってしまった。


 それから俺たちは係の仕事をこなすためにそれぞれの指定された係の場所へと移動した。

 俺は迷路に貼ってあるクイズの答案用紙を見て、迷路に来た人のクイズの問題が正解しているか否かの丸つけをする係になってある。


 俺は迷路の出口の近くにある長テーブルに座って答案用紙をなんとなく見ながら迷路をゴールしてくる人たちを待った。

 ちなみに俺の横には同じ係になった橘さんも座っていた。


「なあ……全然人来なくね?」


「それは……まだほんの五分しか経ってないからね……」


 橘さんが横で暇そうに俺に聞いてくる。

 思えば……橘さんとはプールや誕生日会やハロウィンパーティなどを一緒にしたが、二人っきりで話すのはこれが初めてなんじゃないか?


 それから数分経って、俺が担当になってからようやく人がゴールして来た。


 俺はゴールした生徒から紙を受け取り、答案用紙と照らし合わせて丸つけをした。

 

「はい! 全問正解おめでとうございます! ここに景品がありますので、取っておいてくださいね!」


 ちなみにクイズ正解者の景品はお菓子や文房具など様々だ……

 それから俺と橘さんはゴールしてきた人たちの対応をしながら、係を遂行した。


 そして、時間になり、俺たちの係の時間が終わる。


「やっと終わった……山田!」


「そうだね……橘さん……」


 橘さんは横で疲れたように俺にそう言ってくる。

 確かにこれは結構疲れたぞ……後半の方結構人が来たし……


 時間になったことで次の係の人と俺と橘さんは交代をして俺たちは教室を出た。

 教室を出ると、教室の前に廊下に中川さんがぽつんと立っていた。


「お疲れ!! 二人とも!!」


「よう! 鈴音! 雫は?」


「雫ならさっき教室に入って行ったけど……会わなかった?」


「え? 会ってないな……なあ、山田」


「確かに……係の仕事内容違うからかな? それか、入れ違いか……」


 橘さんが俺に話を振ってきてので、俺がそう答える。


「あれ? 正孝は?」


 すると、橘さんが周りを見渡して中川さんにそう言った。


「田中くん? 見てないけど……」


「あいつどこ行ってたんだよ……」


 橘さんがそういうと、遠くの方から正孝が早足でやって来た。


「悪い……結菜……遅くなっちまった……」


 正孝は俺たちの近くに到着するとそう声を漏らした。


「どうしたんだ? そんなに疲れて……」


 俺は正孝がすごい疲れ切っていたので俺は思わずそう聞いた。それに、正孝がもってるそのでかい袋の中身も気になる。


「さっきグラウンドでクイズ大会があったんだけどよ! 景品がアニマルダンジョンのキャラのフィギュアがあって……つい、熱くなってクイズにのめり込んでしまった……」


「うわ!? 大きいな……それ持ってこれから歩くのか?」


 俺は正孝が袋からフィギュアを出して俺に見せてくれたので、思わずそう言った。


「いや、一回置いていくつもりだ……だから、結菜一回ちょっとあの教室《空き教室》よっていいか?」


「別にいいけどよ……ほらさっさと行くぞ!」


「あ! ちょっと! 待ってくれ!!」


 橘さんは正孝を置いていかんとするスピードで歩き出したので、正孝は急いだその後追った。


「あの二人、一緒に文化祭回るんだ!」


「らしいね……」


 中川さんはあの二人を見てそう呟く。


「さーて! じゃあ、私たちも行こうか!」


「うん!」


 俺と中川さんは会話をして一緒に歩き出した。

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