表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

83/153

83話 この衣装どっちがいいと思う?

「ここはどこなんだ?」


「あら? サカナギ知らないの? ここはウーアル地方で一番栄えてる国よ!」


「そうなのか……では、ここの国で魔王に関する情報集めだな……」

 

 次の日、本格的に劇の練習を始めていた。

 今の季節は十月下旬……今日は十月二九である。

 明後日はそう……ハロウィンである。


「よーしー今日の練習はここまで! お前ら今日はお疲れ様!!」


 北原が俺たちに労いの声をかける。

 

「ふぅ〜やっと終わった!!」


「疲れたなー!! 今日は練習!!」


 俺と同じく劇に出るメンバーがそう声を漏らす。

 すると、月野さんと中川さんがこっちに来て、話してかけてくれた。


「ねえ、山田くん! 明後日ってさ! 土曜日だよね!」


「え? うん、土曜日だよ……」


 今日は木曜日だから、必然的に明後日さ土曜日だ。


「よかったらさ! 明後日、ワタシの家でパーティしない?」


 月野さんは目をキラキラさせて俺に言ってくる。


「パーティ? 明後日ってなんかあったっけ? ……もしかして、ハロウィンパーティ?」


「そうそう! ご名答!!」


 俺が回答をすると、月野さんは嬉しそうか顔で俺にそう言って来た。


「ハロウィンパーティってさ! 仮装とかするんでしょ! 私楽しみだな! 海人をもちろんくるよね!」


 中川さんが俺にめちゃくちゃ来て欲しそうな顔をして言ってくる。

 そんな顔されたら行かないわけには行かないな……


「わかった……明後日だね」


「やったー!!」


 俺がそう言うと月野さんと中川さんがシンクロしたようにそう言ってバンザーイをした。


「あ! あとさ! パーティには結菜と田中くん来るよ!! さっき、放課後に二人でいたところを見たから言っといた!」


 月野さんが鼻をかきつつそう言う。

 

「ということで! 土曜日!! よろしくー!!」


 そう言って月野さんは元気よくスキップしながら教室を出て行った。


「ねえ! 明日、学校終わった後、海人暇?」


「え? 暇だけど……」


 月野さんの後ろを見ていたら、中川さんがいつのまにか俺の横にいて、俺は彼女にそう言われる。


「じゃあさ! 明日放課後! 買い物行かない! 私どうせなら仮装とかしてみたいし!」


「うん、いいよ!」


 中川さんがそう言うので、俺は了承した。



 そして、次の日の放課後

 俺たちは「モオン」へと2人でやってきた。

 今はハロウィンの一日前だから、各地でハロウィンコーナーが展開されていた。


「すごい! かぼちゃが飾ってあるよ!! あれ!」


 彼女はショッピングモールにある一つの開けた場所を見てそう楽しそうに言う。

 そこには、ハロウィンフェアと書いてあり、かぼちゃのハロウィンや飾り付けとして、かぼちゃが飾ってあった。


「それでさ! ハロウィンの仮装ってどこに売ってるんだろうね?」


 彼女がそう言うので、俺はアームルでハロウィンの仮装販売してる場所と検索をかける。


 すると東急バンスというお店がヒットした。

 そういえばこのお店はこのショッピングモールの二階にあったな……


「中川さん! ハロウィンの仮装! ここの二階のあるお店に売ってるって」


「ほんと! じゃあ、行こう!!」


 俺がそういうと、彼女はとてもはしゃぎ出しながらそう言って、俺と一緒にエスカレータに乗った。


「あ、あれだよ、中川さん……!」


 俺はエスカレーターで二階にやってくると、すぐに目に入るところに東急バンスが位置していたので見つけると、そう中川さんに言う。


「うわ〜! ここのお店東急バンスって言うんだ!」


 彼女はお店の入り口の上に飾られている、英語で東急バンスと書かれた看板を見てそう言う。


「さぁ、行こっか……」


「うん!!」


 俺たちはハロウィンの仮装を求めて、東急バンスの店の中に入って行った。

 そして、しばらく店を歩いていると、店の奥の方にハロウィン特設コーナが設置されていて、ハロウィンの仮装グッズが多数販売されていた。


「いっぱい種類があるな……」


 俺は最初に目に入った、魔法使いの仮装の売り物を見て思わずそう呟いた。

 他にも、ドラキュラやメイド、ゾンビやミイラなどいろいろな種類の仮装が並んでいる。

 俺が色々眺めていると



「ねえ! この衣装どっちがいいと思う? 私これのどっちかにしようと思うんだけど!」


 そう後ろから声がしたので俺は振り返ると、中川さんがヴァンパイアの衣装が入った商品と猫の衣装が入った商品を俺に見せてくる。


 うーん、ヴァンバイアのコスプレもいいとは思うけど、猫のコスチュームもいいとは思うんだよな……なんかこう、中川さんに合う感じ……


「……血……吸っちゃうぞ!」


「……ニャン! ニャ〜〜ン!!」


 俺は中川さんのヴァンパイアと猫のコスチューム姿をセリフ付きで思い浮かべた。

 

 なに考えてるんだ! 俺は……

 そもそも、中川さんはそんな事言わないだろ! 多分……

 

 そして中川さんは考えた結果、猫のコスチュームの仮装に決めた。


「それじゃあ、それ……早速レジ持って行かなきゃだね!」


「何言ってんの海人、次は海人の仮装何するか選ばないと……」


「え? 俺もやるんすか?」


 中川さんがそう言ってくるので、俺はびっくりしてそう答えた。てか、俺もやることになってんの?


「当たり前でしょ! ほらほら! 私が猫なら海人は犬とかやろう!!」


「勘弁してください……」


 結局……俺はパンプキンヘッドをハロウィンの仮装にすることに決めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ