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72話 海人って岡村くんに似てるよね

 次の日……俺と中川さんは学校へと向かうため道を歩いていた。


「海人はさ! 文化祭の出し物の最終候補の三つの案のなかからならなにやりたい?」


 横を歩いている中川さんが聞いてきた。


「うーん……」


 俺は彼女の質問にに思わず悩んだ……迷路も面白そうだし……夏祭りもなんか面白そう……コスプレも面白そうだな……


 俺が答えに迷っていると中川さんが口を開いた。


「私! コスプレ喫茶やってみたい!!」


「コスプレ喫茶か……一応理由聞いても?」


「うん! 前にさ! コスプレイヤーのみれいさんにあったじゃない、それから私コスプレに興味持ったんだ〜!!」


 へぇ……そうだったんだ……一緒に住んでるのにそんなこと知らなかった……


「でも、コスプレ喫茶するなら俺はかぼちゃの被り物でもしようかな……もうすぐハロウィンだし……」


 今は十月中旬……もうすぐハロウィンである。


「ハロウィンって! あのジングルベールとか、大きな木が飾られるあれ!?」


「それはクリスマスね! ハロウィンは子供たちがお化けなどに仮装して近所の家々からお菓子をもらったりする風習のことだよ……トリックアートリート!! って言ってお菓子をもらったりするの!」


「ええー! なにそれ楽しそう!!」


 俺と彼女はハロウィンの話をしていたすると彼女が


「でもさ! コスプレって私たちの世界の人たちを真似ることもコスプレに入るんでしょ?」


 そう彼女が言ってきた……

 確かに中川さんはゲームの世界出身だからそうなるか……みれいさんとか中川さんのコスプレしていたからな……


「多分……入ると思う……中川さんの世界が俺たちの世界からだとゲームの世界扱いだから……」


「じゃあさ! 海人! 岡村くんのコスプレやればいいじゃん!!」


「お……岡村!!!???」


 俺は思わず岡村と叫んだ。

 まさか彼女からその名を聞くとは思わなかったし……てか、何で岡村なんだ……


「私……友達に岡村くんっていう男の子がいるんだけどさ! その人に海人めちゃくちゃ似てるの!」


 うん……知ってる……

 だってそいつ主人公だもん……

 てか! え? 俺が岡村に似てる?


「ほら! そっくり目元とか……」


「……っ!?」


 俺は彼女に顔を触られて思わず驚いた。


「中川さん……?」


「あ! ごめんね! 似てるなだと思って……」


 そう言って彼女は俺から目を背けた。


 そして教室に到着してしばらくすると北原が教卓の前へとやってきた。


「みんな!! 聞いてくれ!!」


「うん? どした?」


「北原?」


 北原がいきなりデッカな声で俺たちに呼びかけるのでみんな不思議に思って北原の方を見た。


「昨日……生徒会長から伝達があった! なんと文化祭バトルロワイヤルらしい!!」


「…………」


「……は?」


 北原がそう言うとみんな口を開けてそう言ってポカンとしていた。


 それはそうだ……なんだ文化祭でバトルロワイヤルとは……


「おい! 北原お前! 大丈夫か?」


「北原お前! バトロワのやりすぎだぞ笑」


 そうクラスメイト北原への心配な言葉を口にきた。


「悪い……俺の説明が悪かった……これまで文化祭は劇と出し物合わせての評価で学年のクラスと争っていただろう……だが今年はそれが全学年となり、バトルロワイヤルとなったってこと……」


「争うってあのクラスにいくら来場したかとか来場した人や先生からの評価はいくつだったかとかのやつか?」


「そうだ!!」


 一人のクラスメイトが北原にそう質問すると北原は指を鳴らしそう言った。


「ぐえ! 大変そうだなそれは……」


「そこで俺たちのもれなくこの学校の一位!! ツマリ! 俺たちのクラスは全学年のトップを目指すことにした!」


 やっぱりそうなるよな……

 北原は熱い気持ちを俺たちに打ち上げた。


 そして一時間目の時間を借りて俺たちは文化祭の出し物をなににするか最終候補の中から話し合いを初めてた。


「さーて、みんなどうする……迷路は面白いんだが売り上げは発生しない……コスプレ喫茶はそうだな……とてもいいと思うが……俺も含めて衣装の手間を考えるとどうするとは俺は思う。夏祭りはまぁ、いろいろ焼きそばとかわたあめとかを入れれば売り上げは発生するし、それに……スーパーボールとか射的とか他にもやりようはあるし俺は夏祭りが無難だと思うんだがみんなはどう思う?」


「確かになー!!」


「夏祭り面白そうだしな!!」


 北原の発言にクラスのみんなが賛成の意思を見せる。


 そしてそこでチャイムがなって授業が終わったため、出し物最終決定は明日に持ち越されることとなった。


 そして放課後になった。


「月野さん……本当についてくるの? 別に手伝わなくても……」


「なんでよ! そんなこと言わないでさ! ほらほら! 行こう!! 山田くん!!」


 俺は昨日同様会議室に足を運ぼうとしたのだが教室を出る際、月野さんが俺の後ろをついてきて今に至る。


 そして俺は月野さんと一緒に会議室へとやって来た。


「よう! 海人! 来てくれてサンキュー! あれ? そこの人は?」


 すると涼風先輩が俺の後ろにいる月野さんにそう聞く。


「あ! あなたもしかして去年の文化祭のエミーちゃん?」


 涼風先輩が言った後こっちに向かってきてた如月先輩が月野さんにそう言う。


 なんだ? エミーって?

 俺は如月先輩が月野さんのことをエミーと言ったことに疑問に思った。


「エミー? あ! そうです! あの劇の!」


 すると月野さんは如月先輩にそう言う。

 なるほどエミーって去年の月野さんの文化祭の劇美女と獣人のヒロインの事を言っていたのか……


「あなたすごかったわよ! 私たちの学年でも、相当話題になったんだから!」


「そうなんですか? えへへ、なんか照れちゃう……」


 如月先輩が月野さんにそう言うと彼女はとても嬉しそうにそう言った。


「でもよ、そのエミー役をやっていた彼女がどうしてここに?」


「あ、それはですね……この話を月野さんにしたところ月野さんも手伝いたいと言ってまして……」


 涼風先輩が不思議そうに聞いてきたので俺は事情を話した。


「なに!? 手伝ってくれるのか!? その……なんだっけ?」


「月野雫です。」


「月野だな! 覚えたぜ! ありがとな!! 助かるぜ!!」


 涼風先輩は途中月野さんの名前をまだ覚えられておず、月野さんが自分の名前を名乗ってことにより名前を覚えて嬉しさを馴染ませた。

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