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50話 それはこおり鬼だよ中川さん

 正孝は俺が目をキラキラさせているから疑問に思ったのだろう……


 俺がなぜ目をきらきらさせているかというと……

 それは私立金森学園物語……運動会イベントにて、今と同じく女子玉入れをしている中川さんたちが突如、ボールがカゴに全然入らないことにイライラした根石さんが怒ってカゴを破壊しようとして、中川さんともう一人のヒロインが止めるという内容だ……


 俺は今の橘さんの光景を見て、ゲームの世界にきてしまったような感覚になったのだ……

 まぁ、根石さんは、ほんとにカゴぶっ壊して、先生にめちゃくちゃ怒られるんだけどあん時は何故か岡村も一緒に怒られてたな……

 本当にこの前根石さんがこの世界にやってきた時、ゲーセンが半壊しなくてよかった……


「お前って時々なんか変だよな……」


「なにがだよ」


 どうやら俺がゲームの出来事を思って、ニヤニヤしていたのを正孝に見られていたらしい……


「おりゃりゃりゃ!!!」


 橘さんは二人に止められてかんねんしたのか、ボールを持ってまたカゴに入れ始めた。


 中川さんと月野さんも頑張ってボールを入れていく……みんな頑張ってるな……


 ーー結果は赤団は、三位だった。


 橘さんは、あたしたちの方が多いだろ! とか、大声で抗議していたが、どう見てもあれは一位と比べても勝てる量じゃなかった。


 彼女たちは玉入れ競技が終わると疲れた様子で赤団のテントの中へと戻ってきた。


「いや! 疲れたね!! 山田くん!! ちゃんと見てた?」


 中川さんが自信満々そうに聞いてきた。中川さんは体操着を着ているが、先ほど百メートル走の時思ったが、相変わらず体操着がよく似合ってる……


「うん! もちろん!! 中川さんめちゃくちゃ玉入れてたよね!」


「えへへ! あれカゴ低くて助かったよ」


「えっ? 低い?」


「だって、私がいた学校のカゴめちゃくちゃ高かったよ!!」


 ……あぁ、確かにあれはゲーム越しに見てもあれは高そうだったな……てか、あれよく根石さんぶっ壊せたな……

 何度も言うが、本当にバイト先とゲーセンが半壊しなくてよかった……


 その後、椅子取りゲームが開催されて、赤団の人が優勝を勝ち取った。

 月野さんは奮闘して、なんと三位を取った。


「次は……しっぽ取りだっけ?」


「うん……中川さんしっぽ取りやったことある?」


「うん! 子供の時によくやったよ!! あの捕まったらその場でじっとするやつでしょ!!」


「それはこおり鬼だよ……中川さん」


 全く君は……見てて飽きないな……


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