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42話 また君と来れるといいな……

「きれーい!!」


 彼女は花火を見ながら感想を漏らす。

 

「うん? 山田くんどうしたの? 私の顔ばっかり見て……」


「いや……何でもないよ……」


 俺は今確かに……彼女に見惚れていた。

 花火が照らす美しい光が彼女を照らしより一層彼女の美しさに拍車を立てている。

 

 にしても……この花火は本当に綺麗だ……

 また……今度……彼女とこうして花火を見たい……

 それは、わがままだろうか……

 花火は光を放っては消えていく……

 

「ねぇ! 山田くん一緒に花火見ようね!!」


「…………っ!!」


 彼女は俺の耳元でそうささやく……その際とても大きな花火が空中で大きな光を放った。


 俺はまた彼女と来れるといいな……そう思った。


 花火が終了すると……俺たちはベンチから立ち上がり、夏祭り会場の出口へと向かっていく……


 その際さっき切れた鼻緒の件が懸念だったが……さずがは中川さん……見事な応急処置のおかげで、

下駄を履いて歩くことができた。


 あたりは花火を見終わった人達でごった返していた。

 

「あっ! そうだ……まだ買いたいもの食べたいものある?」


「うーん……ベビーカステラ食べたいな!」


「了解……ベビーカステラね!」


 俺は辺りを見渡して、ベビーカステラの屋台を探した。

 そして、屋台を見つけると……そこに行って、ベビーカステラを購入した。


「はい! どうぞ!」


「ありがとう!!」


 俺は彼女にベビーカステラを渡す。


「今日はありがとう……私! 夏祭りなんて久しぶりで! すごい楽しんじゃった!」


「それは……よかった!」


 彼女は手に持っているベビーカステラの袋からベビーカステラを口に入れながらそう言う

 そして、俺と彼女は夏祭り会場の出口に向かって歩き始めるのであった……





 ーー夏祭りから数日後……

 

 俺は月野さんにメッセージを飛ばす。


 (かいと) もうすぐ中川さんが誕生日だから、誕生日パーティを開きたいと思うんだけど……月野さんもどうかな? あ、中川さんにはどうも内密に……


 (しずく) いいね!! そんなの行くに決まってんじゃん!! あ! 誕生日プレゼント買わなきゃ!! えへへ、鈴音喜んでくれると嬉しいな!


 (かいと) ありがとう……それから、よかったら橘さんも誘ってくれたら助かる……俺も正孝を誘うから……


 (しずく) わかったよ! もともと誘うつもりだったし!! そういえば、誕生日会の場所決めてるの?


 あ! やべ!? 肝心な場所……まだ決めてなかった……最悪、俺の家って手もあるが……


 (しずく) もしよかったらわたしの家でどう? 確か、八月二一日は空いていたから……


 (かいと) いいの? 助かるよ……では、当日に 中川さんに喜んでもらおう!!


 (しずく) うん!! また!!


 そう、彼女とのメッセージが終了した。

 あとは、誕生日プレゼントか……

 

 ところで今日は中川さんはバイトに出かけているので俺は今一人だ……俺は誕生日プレゼントを買いに行くために一人家を出た。


 俺はショッピングモール「モオン」に到着すると……早速、ケーキ屋さんにて、彼女のバースデーケーキを予約した。


「あとは……プレゼント……」


 俺は異性に誕生日プレゼントをあげるのは初めてなので、スマホで色々調べつつ、いろいろ店を彷徨った。


 その結果……ポーチという結論に至った。


 俺がポーチを買って、ショッピングモールの外に出ると、空は夜空に包まれていた。


 ……あれ? もういま夜か?

 どうやら俺は誕生日プレゼントを探すのに熱中して、かれこれ、四時間近くも探し回っていたらしい……


 てか、もう中川さん帰ってきてるよな……

 今日はずーと家にいるって、彼女に告げたので、

心配したらいけないので……俺は彼女に今外にいる胸を伝える、メッセージを飛ばした。


 


 ーーそして、中川さん誕生日当日、彼女には今日月野さんの家で、プールに行ったメンバーで遊ぼうと伝えている。


 俺は買わないといけないものがあるからと彼女に言って、先に家を出て、誕生日ケーキを「モオン」にあるケーキ屋まだ取りに行った。


 俺はケーキ屋にて、ケーキを受け取り、すぐさま月野さんの家に向かった。バースデーケーキには、チョコのプレートに、中川鈴音バースデー! そう書いてあった。


 俺は月野さんの家に到着した。

 すると、同タイミングで正孝と出くわした。


「お前も、今着いたのか?」


「ああ! 中川さんの誕生日ケーキを受け取ってそのままこっちに月野さんの家にやって来た。」


「中川さん……喜んでくれるといいな!」


「ああ……うん!」


 俺たちが月野さんの家に上がると……まだ彼女は、来ていなかった。


「てか、すごいね! これ! 月野さんが用意したの?」


「うむうむ! やはり友達の誕生日だというので、ドカーン!! とやりたいじゃん!!」


 月野さんにリビングに案内された俺たちはリビングに張り詰められていた、風船などが可愛くデコレーションされていた。


「すごい、さすが月野さん……」 


「そうだろ! 雫すごいだろ!!」


「わ! びっくりした!! 橘さんか!!」


 そう、月野さんの後ろからひょっこりと橘さんが姿を見せた。


「結菜には今日お部屋のデコレーションを手伝ってもらってたんだよ!!」 


「へぇー! ありがとう! 橘さん」


「なんで、お前が感謝するんだ、それにアタシが友達のために何かしてやりたいと思ってやったことだ……別に感謝されるようなことはやっていない……」


「それでも、ありがとう!! 中川さん喜ぶと思うよ!」


「山田、お前というやつは……正孝……おまえ、いい友を持ったな……」


「山田くん!! 手に持ってるバースデーケーキもしなんかあったら嫌だから、冷蔵庫入れる?」


「あ! うん、じゃあ、お願いします。」


 俺は月野さんの提案でバースデーケーキを冷蔵庫の中に入れた。


 こうして、俺たちは中川さんが月野さんの家に到着するのを待った…………

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