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40話 ヒロインと夏祭り

 ーープールに行ったあの日から何日か経った頃であろう……

 今日はそう、中川さんの初バイトの日である。

 中川さんは書類諸々用意して、バイト先に持って行った所……今日初バイトが決まったらしい……

 ちなみに書類は俺の母さんたちがいろいろしてくれた……感謝感謝……


 今日は朝から中川さんは浮かれていた。

 ちなみに今日俺は運悪く彼女とはシフトが被らなかったため、彼女のことはシフトが被った生徒会長に任せることに決めた。


「……行ってらっしゃい!! 頑張ってね!」


 俺はそう彼女を心配させないように元気にそう言って送り出す。


「行ってきます!!」


 そう彼女は元気な声を出して、バイトへと出発した。


 俺は彼女がバイトに行っている間……中川さん大丈夫かな? そう心配を続けていた。


 俺はとりあえず気持ちを落ち着かせるためにスマホを見る。


 すると、スマホの画面の一つの広告が目に入る。


「これは……花火大会の広告……そうか、もうすぐあの夏休みか……」


 俺の家の近くには毎年夏にどでかい夏祭りが開催される。

 俺は毎年、部屋のベランダから花火を見ているが……今年はせっかく中川さんがいるんだし……夏祭り行くのもありだな…………


 中川さんが帰ってきたら、聞いてみるか……


 すると、俺のスマホに一件の着信が来た。


「先輩!? から電話!?」


 そう、生徒会長からの電話である。

 俺は焦りつつ電話に出る。


「こんにちは〜山田くん、元気?」


「元気です、それでどうしたんですか? その……電話とか……」


「あら? 電話したらだめだった?」


「そんな事はありません!!」


「そう、よかった〜それよりもね! 今回山田くんに電話した理由は、鈴音ちゃんの事よ!」


 鈴音……中川さんか……


「鈴音ちゃんね! 今日バイトすごい頑張っていたわよ!! それはそれは、すごかったわよ!!」


「それは、よかったです! てか、何で俺にその事を?」


「えっ? なんとなくよ」


「そういえばさ! 今日彼女レジ打ちとか習っていたんだけど……結構ナンパされてたわよ!」


 ナンパ!? まぁ、中川さん可愛いからな……


「もたもたしてると他の誰かに取られちゃうよ! 応援してるから、頑張ってね! 山田くん!」


「はっ? いやいや、俺は別に中川さんの事をそんな目で見た事はないし! それに俺なんかが彼女のことをなんて恐れ多いというか……」


「ふふふ! まぁいいわ! それよりも鈴音ちゃんさっきバイト先から、帰って行ったわよ……」


 そうか、もうすぐ中川さん帰ってくるのか……

 

「わかりました、いろいろありがとうございました……先輩!!」


 こうして俺と先輩は、通話を終了した。

 すると、中川さんがバイトから帰ってきた。


「ただいま〜山田くん」


「お? おかえり!!」


 俺からみた感想だが……彼女はすごい疲れている様子だった。


「バイトお疲れ様!! 先輩から聞いたよ! すごいね中川さん」


「えへへ、そんな褒めても何も出ないよ!」


 彼女は照れていた。

 そして、俺はさっきスマホで見つけた、花火大会もある、夏祭りの話題をきり出す。


「中川さん良かったらさ……今度は夏祭り一緒に行かない? この近くにとてもでかい夏祭りが開催されるんだ!」


「ええ!! ほんと!! 行きたい!!」


 そう彼女は目をキラキラさせながら言った。





 ーーそして、数日が経った頃、ついに夏祭り当日がやってくる。


 中川さんは今浴衣を着て、夏祭りに行く準備をしている。

 なぜ、彼女が浴衣を着ているのか……それは、夏祭りに行くのを母さんに話した所、母さんが昔着ていた、浴衣を中川さんに貸してあげると言ったのだ。

 ちなみに俺にもせっかく夏祭りに行くのだから甚平を着たらと父さんがいうので、俺は現在……甚平をきている。


「ねぇ、山田くん……似合ってるかな……?」


 俺はそう言われて、彼女の浴衣を姿を見た。

 彼女は何というか……美しかった……


「う……うん、似合ってるよ……」


「山田くんも似合ってるよ! なんというかかっこいいよ……」


「もしかして山田くん照れてるの?」


「照れてないよ……ありがとう……」

 

 俺は彼女から顔を背けてそう言った。

 やっぱりそれが嘘でも本当でも異性からかっこいいなどと言われたら嬉しいものだな……


 それから俺たちは家を出て、夏祭り会場へと足を運ぶ。

 あたりはすっかり夕日に包まれていた。


「人がいっぱいだね!!」


「そうだね、やっぱりこの夏祭りは、規模がでかいだけ人が多いな……」


 夏祭りには人が多く、とても賑やかだった。

 辺りを見渡すととても屋台が並んでた。


「さて、中川さんどこの屋台行く?」


「あ! あれ、わたあめってやつ? あれ食べたいな!」


 そう、彼女がわたあめの方につられていっちゃった。

 俺も彼女を追いかけて草履の音をなびかせながら、彼女の背を追った。

 俺と彼女も下駄を履いている。


 俺は彼女に追いつくと、わたがし店の屋台の店員さんにわたあめくださいと注文して、三百円を支払って、購入した。


「どう? 美味しい? 中川さん……」


「うんうん! 美味しいよ! 山田くんも食べて!!」


 歩きながら彼女はわたあめを手でつまんで食べていた……そして俺にも食べないかと勧めてきたので、俺はわたあめを少しもらった。

 美味しかった……


 すると、俺は一つの屋台に目を光らせた。

 あ! ……あれは!! スーパボウルすくい!?


 そう、この俺はスーパーボウルすくいがとても得意なのである。

 なぜだか知らないけど……


「中川さん! あれやらない? スーパーボウルすくい!!」


「うん! 楽しそう!!」


 俺は彼女と一緒にスーパーボウルすくいの屋台へと足を運んだ。


 俺はスーパーボウルすくいの屋台に行って、お金を支払い、スーパーボウルすくいをプレイすると、

すくいの紙で、どんどんスーパボウル取って行った。


「すごい! すごい! 山田くん!! 何かのプロみたい!!」


 彼女は俺のスーパボールすくいを見て嬉しそうに声をなびかせた。


 結果は大量のスーパボウルを救うことができた。よもやこんなに救うことができるとは……


「すごい! 今日一番だって!! 山田くんすごいよ!!」


「そうかな? あはは……」


 俺は彼女に褒められて嬉しかった。


 俺のこのスコアは屋台にあるホワイトボードに記録された。

 すると、後ろから声をかけられる。


「ふふ、あなたの力しっかり拝見させてもらいました。よかったら、私と勝負しませんか?」


 あなたは!? もしかして……!?

 そう、俺に声をかけたのは、スーパボウル界隈では、とても有名な……

 Mr.スーパーボウルさんだった。

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