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24話 いらっしゃ〜い!! ってあれ? 二人一緒にきたんだ? 相変わらず仲がいいね!!

 俺と彼女はソファで一緒にテレビを見ていた。

 そうテレビを見ていると、自然と雷の音が気にならなくなった……


 俺は中川さんの優しい手の温もりを感じつつ、テレビを見た。

 しばらくすると、俺の肩に重い何かがのしかかった。


「……中川さん……どうしたの?」


「…………」


 気づけば彼女は俺の肩に寄りかかったまま、寝てしまっていた。

 中川さんはそれどころか俺の肩に寄っかかりながら……

 俺はドキドキが抑えきれなかった。


「……うむ……むにゃむにゃ、ハンバーグ……」


 そう、彼女が寝言を漏らす。

 まったく……彼女はどんだけハンバーグが好きなのだろうか……

 ふふ……ありがとう中川さん……君のおかげで安心できたよ……


 俺は中川さんを起こさないようにそーとその場を動き、中川さんをソファに寝かせ、その上から風邪を引くといけないから……毛布をかけてあげた。 


 ……今日は俺が夜ご飯……作ってみるか……

そう言って俺はキッチンに動きだす。

 ……気づけば雷は止んでいた。


 俺は、カレーライスを使っていた。なぜなら、カレーライスは、たまに作るからだ……


「……っ! あれ! 今、何時? 山田くん」


 そうこうしてる内に彼女が目を覚ます。


「午後十時だよ……中川さん、さっきまで寝ちゃってたんだよ……」


「あっ、そういえば、雷も止んでる……ってあ! ご飯作らないと……!!」


「あ、その事なら心配しないで、俺が今日は作ったから……」


「えっ? 作ってくれたの?」


「うん、カレーライス……中川さんのお口に合うといいけど……」


「ありがとう!! 私、山田くんが作ってくれるカレーライスめちゃくちゃ楽しみー!」


 そう彼女はソファから立ち上がり、キッチンに来る。


「あ、もうそろできそうだよ」


「じゃ、私ご飯よそうね!!」


 彼女はお皿にご飯をよそいはじめる。

 そこで彼女がよそってくれたご飯に俺が作ったカレルーをご飯の上にそーとのせる。


 そして、カレーライスが完成した。


 二人でカレーライスの入ったお皿をテーブルへと運んでいく……

 運び終わった後、二人で向かい合わせで合唱して、カレーライスを食べ始める。


「美味しいよ……美味しいよ! 山田くん」


「そうかな……よかったよ」


 とは言っても、彼女の手料理には遠く及ばない……

 それから俺たちは他愛もない話をしつつ、俺は夕食のカレーライスをスプーンですくって食べていた。

 一方中川さんは俺が作ったカレーを美味しい美味しい言ってバクバク口の中に頬張っていく。


「山田くんカレーおかわり!!」


 彼女は口周りに大量のご飯粒をつけながら俺に皿を渡してきた。

 俺は彼女の口まわりにご飯粒がつきすぎだろと思ったが、それはそれでなんだか小動物みたいでかわいらしかった……


「わかった! おかわりね! すぐによそうね!」


 中川さんはなんと言うかとってもいい食べっぷりだった……俺はたくさん食べる女の子は嫌いじゃない……いや、むしろ好きかもしれない……


「はい! カレーおかわりどうぞ!!」


「わーい! いただきます! んー! 美味しい」


 中川さんはカレーを次々口の中に頬張っていく、ついには頬張りすぎてほっぺたがリスみたいに膨れてしまっていた。

 そんなに一気に食わなくても……


「うん! 美味しかったー! 山田くん美味しかったよ!!」


「そう? 中川さんのお口にあって良かったよ!」


 中川さんは満足そうに座っている椅子にへばりついていた。

 あ、そうだ……さっきのお礼言わないと……


「あ、そうだ……中川さん……今日はありがとう……おかげで、雷の怖さをだいぶ和らいだよ……」


「ほんと? それは、よかったよ!」


 ーーそして、次の日


「山田くん勉強会って、具体的になにするの?」


 俺たちは朝学校に向かうため道を歩いていた。彼女は勉強会の事に興味津々みたいだ。


「うん? 勉強会? それはね、文字通りみんなで集まって勉強することを言うんだよ」


「へぇ〜そうなんだ! みんなと一緒に勉強、楽しみ〜〜」



「ね? 所で勉強会する場所どうする?」


 そう月野さんが教室に入るなり聞いて来た。

でた……勉強会する場所の問題……

 俺の家は……その、彼女と同棲してる事がバレるから無理だとして……


「確かにまだ決めてなかったな……」


 そう正孝が続けて言う。


「なあ? お前ん家今、一人暮らしだろ? 海人の家は、だめなのか?」


 ……げっ! まぁ、普段なら快く承諾するが…… 俺には今同棲してる……ゲームのヒロインが……

 俺は横にいる中川さんを見て、そう思った。


「う〜ん、俺の家はその……悪い、無理だ……その、色々あってな……」


「え〜ワタシ、山田くんの家行ってみたかったのに……」


 そう言って、月野さんが残念そうな顔をのぞかせる。


「じゃあ! 私の家は?」


 そう続けて……月野さんが提案した。


「雫のお家? 私……行ってみたい」


 そう、中川さんが興味津々に答える。


「いいの? 月野さん? 家にお邪魔しちゃって」


「うんうん! 喜んで!!」


 そう彼女は快く承諾した。


 そうして、勉強会は、月野さんの家で行なわれる事になった……



 ーーそして、梅雨が明け……

 学校は期末テスト対策期間へと移行した。

 俺たちは、今日土曜日で、学校がお休みのため……

 彼女、すなわち月野さんのお家に招待された。


「どう? 山田くん、この服似合ってる?」


 そう言って、彼女はこの前、「サニクロ」で買った、服をちらつかせる。彼女のこの服の姿を見るのはこれが初めてではないが……

 本当に似合ってると俺は思う。


「う〜ん! でも楽しみだな! 雫の家!! 私初めてだな〜山田くん以外の人のお家行くの!」


 彼女は嬉しさを滲ませながらそう言った。


「そうだね、それじゃ、行こうか! 中川さん……」


「うん!」


 それから俺たちは身支度を整え、家を出た。


 俺はOINEにて、月野さんから送られてきた、家の地図アプリを頼りに彼女の家を目指して歩き始める。


 そして、彼女の家に無事到着した。

 月野さんの家のインターホンを押すと、彼女が元気よく発言して、家の外に出てきた。


「いらっしゃ〜い!! ってあれ? 二人一緒に来たんだ? 相変わらず仲がいいね!!」


 そう彼女がお出迎えしてくれた。


「月野さん……正親はもう来てるの?」


「ううん、田中くんは、まだ来ていないよ」


 正孝は……まだ来ていないのか……


「ささ! 入って入って!!」


 俺と彼女は月野さんに促されるがまま、月野さんの家の中にお邪魔した。

 月野さんの家の玄関では、月野さんのお母さんがお出迎えしてくれた。


「あら? もしかしてあなたが山田くん?」


「……はい、そうです」


「初めまして! 私〜雫の母です。娘がいつもお世話になっています!」


「いえ、とんでもない! お世話になっているのはこちらと言いますか…………」


「ふふ! 雫ったら、いつも山田くんの話、私にしてくるのよ〜」


「ちょっと!? お母さん!? 余計な事、言わないでよ!」


 月野さんがお母さんに俺の話を?

 まぁ、よくわからないけどまぁ、いいか……


「あら? こちらの方は?」


「あ! 私、中川鈴音と言います。いつも雫にはお世話になっています!」


「……あ! もしかして! あなたが鈴音ちゃん?」


「はい」


「そうなの! 鈴音ちゃんも、いつも雫から聞いてるわ! いつも雫と仲良くしてくれてありがとね!」


「いえ、こちらこそありがとうございます」


 そう、中川さんは月野さんのお母さんに丁寧にお辞儀をした。


「ちょっと! お母さん、もう私たちいくからね!」


「あら〜わかったわ、後でお菓子持って行くから……」


 そうお母さんが言った後、俺たちは月野さんに自分の部屋に来るように促された。

 俺たちは月野さんの後についていく。


 ーーこうして、期末テストの勉強会が幕を開けた。

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