107話 修学旅行当日の朝
「海人!! おはよう! 今日は修学旅行だね!」
「ん? あ……おはよう……」
俺と中川さんは起きたことにより、朝の挨拶を交わす。寝室の部屋のカーテンを開けるとこれまた明るい神秘的な光がこの部屋を明るく照らす。
俺はそれを感じていよいよ修学旅行が始まるんだ……と肌で感じた。
「海人もさ! 食パン食べるでしょ?」
「もちろん食べるよ!」
「それじゃあ一緒にオーブントースターで焼いたまたね!」
中川さんはそう言ってるんるんでリビングに向かって行った。
俺はベットの上で背伸びをして自分の顔を優しく叩く。
「よし……行くか……」
俺がテーブルに行くと、オーブントースターが食パンを焼く音が響いていた。
俺はリビングの椅子に座り、テレビをつける。すると、ちょうど天気予報がやっていた。なるほど今日は晴れか……よかった……
それから俺たちは食パンを食って、家を出る準備をした。
「よし! これで……準備完了かな……」
俺は身だしなみを整えて、リュックの最終チェックが終わったことから、リビングの椅子に座ってそう呟く。
「海人! 準備! 私も終わったよ」
しばらく椅子に座ってスマホをいじっていると中川さんが俺に準備が終わった旨の言葉をかけてきた。
「それじゃあ……中川さんそろそろ行こうか……」
「うん! 行こう! 海人!!」
俺と中川さんはリュックを背負って玄関へとゆっくり歩いて向かう。
「それじゃあ! 行ってきまーす!!」
「え? 中川さん一体、誰に挨拶してるの?」
「この家だよ! しばらくこの家開けるからね!」
なるほど……にしても、家に挨拶する人は初めて見たな……中川さんはどこか変わってて……でもそこが彼女の魅力の一つだ……
「なるほどね! アハハ! 行ってきまーす!!」
俺も中川さんが家に挨拶をしたので、同じく家に向かって挨拶してみることにした。
「それじゃあ! 行こうか海人!!」
「うん! 行こう! 中川さん!!」
俺と中川さんは勢いよく玄関から飛び出し、家の外に出た。
「まずは駅に向かうんだよね!」
「うん……そこから電車に乗って東京駅に行くよ……なにせ、集合場所が東京駅だからね……」
「ならまず駅に向かわないとね!」
中川さんと俺は歩いて最寄りの駅に向かう。修学旅行ということで張り切っているのか俺と中川さんは若干歩くスピードが早い気がした。
「やっぱり……寒いね……もうすぐ冬って感じがする!!」
中川さんは俺たちに吹く冷たい風に当たったことで寒そうな顔を見せてそう言った。
「マフラーや手袋してくればよかったね……」
「うん……私もこんなに寒いとは思わなかった……」
「まあ、朝だから余計にね……」
「ねえ! せっかくだからさ! 駅まで一緒に走る?」
中川さんは気持ちが高ぶっている顔では俺に走ることを提案してくる。
「でも、今走ったら疲れちゃうよ……」
「いいじゃん! 走ったら体ほかほかにあったまるよ! 海人を一緒に走って寒さを吹き飛ばそう!!」
「まあ、それも一理あるね……中川さんがそういうなら走ろうか……!」
「それじゃあ! よーいどん!!」
「あ! 中川さんちょっと待って!!」
俺はうれしそうに走る彼女の後を口元がほころびながら走って追った。
「着いた!!」
中川さんは最寄駅の前に存在する広場に到着すると、嬉しそうに声を上げた。途中少し走ったことにより思ったよりも早く最寄駅に到着した。
「あ、海人! 思ったよりも早く着いちゃったね! ちょっと休憩する?」
「うーん、ちょっと待って……今スマホで電車の時刻表を見たらさ! 走ったおかげで一本早いのに乗れるみたい……」
「じゃあ! その電車に乗るの?」
「まあ、早くつくことに越したことはないからね……まあ、中川さんが休憩したいんだったら俺は予定通りの電車でも全然いいよ!」
「ううん! どうせなら一本早いので行こうよ!」
「わかった……それじゃあ中川さん行こうか!」
俺と中川さんは駅前の広場から駅に向かい歩き出した。
「よいっしょ……あーなんだか疲れたね……」
俺と中川さんは電車に乗って、空いていた席に横並びに座ると、俺はさっき走った疲れが来たのか思わずそう声を漏らした。
俺がそう呟いた時、電車は次の目的地に向かうため動き始めた。
「やっぱり走ったら寒さなんか吹っ飛んじゃったね!」
中川さんは動き出す電車の窓の外の景色を見ながら呟く。
「そうだね今は確かに寒くないね……そういえば……中川さんは少しはこの世界の電車慣れた?」
「うん! 慣れたよ! そういえばさ私これで電車に乗るのこれで二回目だな!」
「え? 電車に乗るの二回目?」
「うん! 電車に乗るのあのプールに行ったときに乗った時に続いて二回目だよ!!」
「中川さん確か……体育祭の打ち上げの時なら乗らなかったっけ? 電車……」
「あ! 乗った! 乗ったよ!! すっかり忘れてたよ! あの時のお好み焼き美味しかったな!!」
確かあの時は……中川さんはテーブルにあるソースとマヨネーズを鉄板で焼いたらお好み焼きができるって思ってたもんな……
「ふふ! アハハハハ!!」
「どうしたの? 海人いきなり笑い始めて……」
「いや……中川さん見てて本当に飽きないなって」
「なによそれ! もう!! 海人笑いすぎだよ!」
俺はとても嬉しそうに笑った。
「……海人……また一緒に行こうね! あのお好み焼きのお店!!」
中川さんはまぶたに喜びと期待を浮かべながらにっこりと笑い嬉しそうに言った。
「うん! 行こうか!」
俺もそれに応えるべく晴れやかな笑みをこぼした
そして、電車は東京駅に到着した。
「えーと、集合場所は……あそこだったな……」
俺はスマホで集合場所を検索しながら目的地を目指す。
東京駅は都心の中心部ということで、やはり人が多いな……東京駅久しぶりにきたからすっごいワクワクする……なんだこれ……
「うわー! すっごい!! お店があちこちにある! ショッピングモールみたい!! これが東京駅!! やばい! 東京最高ー!!」
横で中川さんが東京駅を見渡してあふれんばかりの嬉しさを言葉に乗せる。
「あはははは! 東京駅はまだまだこんなものじゃないよ!!」
俺は中川さんのはしゃぐ姿が癒されつつ、嬉しそうに中川さんにつぶやく。
「中川さんスマホによるとこっちだって!!」
俺は集合場所までの道をスマホで検索して、ナビ通りに進むとこっちの道を示しているので、中川さんにそう呼びかけた。
「これ……迷っちゃいそうだね……」
「確かに……東京駅広すぎてとてもじゃないけど迷っちまうかもしれないね……」
「でも私たとえ迷ったとしても全然不安じゃないよ! だって海人が隣にいてくれるから!」
「……! アハハ! 中川さん……」
俺は彼女の眩しい笑顔にやられてドキドキが止まらなくなる。
「次……こっちに曲がるって!」
「わかった!! 次こっち曲がればいいのね!」
俺は彼女と一緒に目的地を目指す中、さっき走った影響か、少し前に食パンを食べたのに、お腹が空いてきてしまった。
そして、俺たちは集合場所に到着した。走って一本前についた影響か集合場所にすでに集まっている人は少なかった。
「まだ全然集まってないね!」
「俺たちが一本早いのできたからかな……」
「私さ! さっき走った影響でお腹空いてきちゃったかも……」
中川さんはしばらく俺と集合場所の近くで話しているとお腹を抑えてそう言った。
「実は俺もなんだ……さっきからお腹空いちゃって……アハハ」
「私たちやっぱりすごい気があうね!!」
「中川さんなんだか嬉しそうだね……」
中川さんはテンションが高く嬉しそうに俺のことを見た。
「そういえばさ……そこにコンビニみたいなのあるんだけど行かない? その……まだ時間があるから、おにぎりとか買ってさ……」
「うん! 行く! 私もおにぎり食べたいと思っていたの!」
俺は集合場所に着く寸前……東京駅にある、コンビニが見えたので中川さんに提案する。
「いらっしゃいませ〜!!」
俺たちがコンビニの中に入ると、店員さんが笑顔で俺たちに挨拶をしてきた。
「おにぎりなににしようかな……いっぱいあるな! たくさんあるな!!」
中川さんはおにぎりを選ぶ際とても楽しそうに声を漏らしながらおにぎりをはじからはじまで見渡す。
「アハハ! 中川さん嬉しそうだね!」
「うん!! この前この世界のおにぎり食べたけどそれはもう!! 格別だったよ!!」
「……俺! ねぎとろと昆布のおにぎりにしようっと!!」
俺は食べたいおにぎりを手に持って先ほど入り口にあったカゴを持ってきて、カゴの中に入れた。
「私も決めたよ! 明太子!! としゃけにする!!」
「わかったよ! それじゃあ! 買いに行こうか!!」
俺は中川さんに買うおにぎりを俺が手に持っているカゴに入れるように促して俺はレジに持って行った。
「はい! どうぞ!! おにぎり!!」
「わあー! ありがとう!!」
中川さんは俺からおにぎりを受け取ると、嬉しそうにおにぎりの袋を開けた。
「うん!! これは美味!! 美味しすぎてもう幸せ!!」
何度も思うけどけど……中川さんほんとに幸せそうに食べるな……
「ん? どうしたの? 海人食べないの? ていうかそんなに私の顔見て、私の顔に何かついてる? ご飯つぶとか?」
「いや……違うよ! ほんとに幸せそうだなって思っただけだよ! アハハ!!」
「だって私今とっても幸せだもん!」
「それはよかった! アハハ!」
俺と中川さんは喜びを顔にみなぎらせながらお互いにっこり笑う。
「よう! 海人それに中川さんも!」
すると、一人の男子が俺たちに話しかけてきた。
「おはよう正孝!!」
「結菜!! 田中くんも!! こんにちは!」
その男子とは正孝だった。よくよく見ると正孝と一緒に橘さんもいたので、二人は一緒にきたのだろうか……




