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102話 どっちに教えてもらいたいの?

「これは……くう……」


 俺は中川さんの手で作られたハートマークとこのお弁当を見てドキドキが止まらなかった。

 思わず口らへんを手で押さえた。


「どうした? 海人腹でも痛いのか?」


「いや……なんでもなぃ」


「てかお前のその弁当! ハートマークがあるじゃないか! お前それ自分でやったのかよ笑」


「やるわけないだろ……これは……なか……」


「なか? なんだなかって?」


「なんでもない……」


「やるわけないだろってことはその弁当中川さんに作ってもらったのか?」


 こいつ……するどいな……

 そういえばこいつは俺と中川さんが同居してること知ってたな……


「……まあ」


「しっかしよ……お前中川さんと暮らしててさ好きになったりしないのか?」


「好きになったりはしないよ……多分」


「ん? 多分?」


「俺だってわからねぇんだよ……実際」


「ん? まあ、いいけど……」


 続いて俺は月野さんのお弁当を開ける。

 うわ〜すごい……なんというか可愛い……

 そこには具材が綺麗に均等に詰められていて右側にはご飯がそびえたっていた。


「いただきますー!!」


 俺は月野さんと中川さんにお弁当を作ってくれたありがたさを思いながらお弁当にありついた。

 美味しい……とても美味しい……


「海人お前よく食べるよな〜〜!」


「え? まあ、美味しいからね……」


 中川さんのお弁当も月野さんのお弁当もどっちも最高に美味しかった。


「お前完食したのか?」


「…………」

 

 俺はお弁当を食べ終わったあとしばらくイスにのたれかかっていた。

 やばい……流石にお腹いっぱいだ……今は動けそうにない……


「お前大丈夫か? そんなに苦しそうにして」


「いや……ただ食べすぎだけだ気にしないでくれ……」


 俺は食べ過ぎたのかわからないけど……ちょっとだけお腹が苦しかったが、まあ、お弁当はとてもおいしかった……

 

 それから五時間目国語の授業があった……


「それじゃあ、今から自習とします! わからないことがあったら先生にぜひ聞いてくれ!」


 先生は俺たちに国語のプリントを配ってそう言ったことで授業の後半は自習になった。


「うーん……まだ腹がきついな……」


 俺は先生に出されたプリントを解きながら机に肘をつけながらとても小さい独り言を呟いた。


「国語のプリント終わった? 海人」


「まだやってるよ……」


「てか……中川さん今立ち歩いていいの?」


「みんな立ち歩いてるよ!」


 中川さんに言われて俺はあたりを見渡すと席を経って他の人の席に行ってる人もちらほら見えた。


「一緒にプリント解こう! 海人!!」


「うん」


 中川さんは椅子を俺の机の横に持ってきてオレト一緒に国語のプリントを一緒に解き始める。


「海人お弁当どうだった……」


「美味しかったよ……とっても……」

 

「私の愛を込めて作ったんだ! 気に入ってもらえてよかったな!!」


 中川さんは満面の笑みでそう呟いて俺の顔を見て来た。


「あ……愛って……」


「だって私海人のこと好きだから……」


「ぐふ!!!!! 痛い!」


 俺は耳元でそう言われて思わず机に膝をぶつけた。


「どうした? 山田大丈夫か?」


「はい……ちょっとぶつけただけです」


 ぶつかった音が思ったより大きかったのか前の教卓で何かをしていた国語の先生がおれに心配した言って来た


「このプリントむずくない……」


「プリントでお困りのようかね? 山田くん!!」


「月野さん……プリント終わったの?」


 俺がプリントで苦戦する中、俺と中川さんの前に現れたのは月野さんだった。


「うん! 終わったよ! 山田くんわからないなら教えてあげようか?」


「え? いいの? ありがとう……月野さん」


「ちょっとまって! 二人とも! 海人には私が教えるの!」


 月野さんと俺が話す中さっきまで静かにしてた中川さんが月野さんに詰めかけた。


「えーでも鈴音プリント終わってないじゃん!」


「私もうすぐ終わるもん! それで海人に教えるもん!」


「早いもん勝ちだよ鈴音!!」


 中川さんと月野さんは俺そっちのけで話を進める。


「だったら海人にどっちに教えてもらえたいか聞こうよ!」


「山田くんはどっちに教えてもらいたいの?」


 中川さんが提案をすると月野さんは俺にそう聞いてきた。


 ちょっとまて……俺は別に教えてもらわなくてもいいんだが……

 てか……このやりとりと似たようなやつ今日の朝にあったな……

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