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100話 告白2

「山田くんこれ似合う?」


 俺と月野さんは今……帽子が売ってある店にて、月野さんが黒色のサンハットを被っている。


「うん……とても似合ってるよ!」


「えへへ! これ買っちゃおうかな! あ! これもいいじゃん!!」

 

 続いて月野さんが取り出したのはパイピングウールバケットという帽子だった。


「これ! 素材がウールでできていて寒さ対策にバッチリだって! だってほら! もうすぐ!冬な季節じゃん!」


 確かに……今は十一月の中旬だ……今の時期は冬なのかそれともまだ秋なのか?


「山田くんは帽子とか買わないの?」


「俺はいいかな……」


「えー! 似合うのに! ほら! このメッシュキャットなんでどう?」


 すると月野さんはウディダスのサンドイッチメッシュキャットを俺の手に渡してきた。


「どう?」


「めっちゃ似合ってる! アハハ」


 月野さんよく笑うな……

 月野さんは俺が帽子をかぶると笑いながら似合ってると言ってくれた。



「その帽子……月野さん買ったんだ」


「うん! もうすぐ寒くなるからね……これで頭はあったかくなる!」


「それはよかったね……」


 俺は月野さんと歩きながら話していたら、モオンの中にあるフードコートの匂いを嗅いだ。

 すると、匂いに釣られたのかわからないが俺は腹の虫が鳴った。

 

「あ……ごめん……美味しそうな匂いかいじゃったから……お腹すいちゃって……」


「アハハ! 山田くんお腹空いてるんだね! じゃあそこのフードコードで何か食べようか!」


「うん」


 俺は二つ返事で月野さんと一緒にフードコートに向かった。


「そういえばさ! この前の夏休みわたしたちばったりあったよね!」


 月野さんは俺と一緒にお互い向かい合わせになるように二人用の空いているフードコートのテーブルに座った。


「そうだね……あの時は確かまだこの学校に転校して来る前の橘さんと初めて会ったんだよね!」


 そういえば……正孝と橘さんも久しぶりの感動の再会を果たしたんだな……懐かしい


「そう! わたしびっくりしちゃったよ! 山田くんがあんなに可愛いこと歩いているから!」


「あはは! 俺もまさか正孝の昔からよく話を聞いていたあの幼馴染とばったりあって本当にびっくりだよ!」


「あれの出会いから今や結菜はワタシたちの大切友達だもん! なんか今考えたらすごいことだよね!」


「ほんとだね!」


 すると、月野さんはフードコートの辺りを見渡した後


「あ! 山田くんは何食べるの?」


「俺は……」


 フードコートには、ラーメンや餃子やハンバーガーなどいろいろなお店が揃っていた。


「ラーメンにしようかな……」


「そうなんだ! わたしは銅タコにしようかな!」


「銅タコか! いいね!」


 俺と月野さんは食べようとしているお店が別々なため、俺たちはそれぞれ食べたいお店に向かう。

 そして、俺はラーメンを……月野さんはたこ焼きをそれぞれ買った。


「山田くんそれなにラーメン?」


「味噌ラーメンだよ!」


「味噌ラーメンか! いいね!」


「月野さんはそのたこ焼き何味?」


「え? チーズ明太子!」


「チーズ明太子ってなんか美味しいって前テレビでやってたね!」


 俺たちは各自食べ物を買って受け取り、テーブルに戻って来た。


「あ! よかったら山田くんも一個食べる?」


「え? いいの? たこ焼き一個もらっちゃって……」


「うん! ほらあーん!」


 月野さんは俺がそういうと、箸でたこ焼きを一個とって俺の方の方に持って来た。


「あ……ん」


 俺は恐る恐る口を開けて月野さんが分けてくれたたこ焼きを一口口に入れる。


「……美味しい……とても」


 まさかあーんされるとは思ってなかったけど……

 

「エヘヘ! 可愛いな〜山田くんは」


 月野さんは俺の様子が気に入ったのかわからないがとても意味深な笑みを浮かべてきた。


「可愛いって……俺が?」


「うん! 山田くんは可愛いよ……そんでもってとても超かっこいい……」


 月野さん最後なんて言ったんだ?

 俺は山田くん可愛いよ……までは聞き取れたが、それ以降声が小さかったので聞き取れなかった。


「月野さん最後なんて言ったの?」


「ん? いやー! なんでもないよ! アハハ」


「それならよかったけど……」


 なんかこんなやり取り前もなかったか?


 それから俺たちはいろいろショッピングモールの中を見て周り、ショッピングモールの外へ出た。


「今日は楽しかったよ! ありがと!」


「こちらこそ! 月野さんのおかげで有意義な日を過ごせたよ!」


 俺と月野さんはショッピングモールの外で話す。

 空はもう夕陽が沈んでいた。

 今日一日中、月野さんとモオンにいたということか……


「じゃあ! 山田くん! また明日!!」


「うん! また明日!」


 俺は月野さんとそう挨拶をして、お互い別方向を振り返りそれぞれ帰路につこうとした。


「……ま! 待って!! 山田くん!!!」


「え? つ……きのさん?」


 俺はあれから三歩ほど歩いた時、月野さんに突如引き止められて俺は慌てて振り返る。


「わたしまだお礼言ってなかった!」


「え? なんの?」


 お礼? なんか俺……月野さんにお礼されるようなことしたかな?


「去年の文化祭の時! あなたにクラスの悩み事聞いてもらったおかげで! ワタシは! 文化祭を成功させることができた!」


 去年の文化祭? 俺が悩み事を聞く?

 ……もしかして……


「……もしかして……あの屋上のあの子?」


「うん! 覚えててくれたんだ! 嬉しい!」


「忘れないよ……俺も心配してたんだ……あの後あの子がちゃんとやれてるか……だから今の発言を聞いて安心したよ!」


「わたし……わたし……山田くんの事が好き!!」


「……好きって? ええ!?」


 まさかだった……

 俺はいきなり彼女に好きと言われてしばらく状況が理解できなかった……

 

「…………ごめん……迷惑だったよね……山田くん…………」


「いやいやいや! 全然迷惑なんかじゃないよ! むしろ月野さんみたいな素敵な人に好かれていたことにびっくりしたと言いますか……その……あの」

 

 何言ってんだ!? 俺は……

 一旦落ち着け……俺……


「……はー!! やっと言えた!! やっと想いを伝えられた!」


 月野さんは何か重い何かが落ちたような感じで明るくそう言葉を発した。


「わたしずっと山田くんにわたしの気持ちを伝えようと思ってたんだ! わたしが山田くんに選ばれようが選ばれなかったとしても……」


「え? 選ばれる?」


「だって……山田くん鈴音からも告白されたんだしょ……鈴音わたしに謝ったてきたもん……なんか抜け駆けしたみたいでごめんって……別にそんな事気にしないのに……あの子は全く……」


「……だからさ! 山田くんわたし! 山田くんに選ばれるように頑張るから! 覚悟しててね! 鈴音に負けないぞ!!」


 月野さんは俺の右顔をただ優しく触れてそう覚悟のような言葉は発した。


「山田くんなんで顔赤くなってるの?」


「ふえ!? あ……いや!」


「エヘヘ! やっぱり山田くんはほんとに可愛い」

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