登場人物紹介
この世界の神々陣営
・伊佐美八代
:人間の少年、17歳。東京都の海上都市『桟更区』にある天星高校の2年生。
ファンタジーとは無縁な人生を歩んできたが、ある日突然、異世界の女神に命を狙われる事に……。
・八神菖蒲/死神アヤメ
:天星高校に転校してきた少女。その正体は八代の護衛役に任ぜられた死神。
実体の無いモノも斬れる鎌を振るい、夢の中の世界でも八代の護衛を務めることができる。
・高麗ラートリ/貧乏神黒闇天女
:天星高校に新しく赴任した警備員。筋肉質な肉体とインド系の褐色肌が特徴。正体は日本でも古くから信仰される、閻魔大王の伴侶でもある貧乏神、黒闇天女。
周囲の者の運気を自在に上げ下げし、味方には幸運を、敵には致命的な不運を与える。
・神野武
:人間の少年、17歳。八代の同級生で、黒闇天女を祀る神社の宮司の息子。幼少の頃から黒闇天女と縁があり、それゆえ今回の事件に関わる事となった。
・『メスラムタ・エア』/疫病神ネルガル
:中東の某国より海外遠征で訪れたプロレスラー。その正体はメソポタミア神話にて『疫病』を司る男神ネルガル。
あらゆる疫病を蔓延、または完治させる能力を持つが、人間の姿の時は自ら能力を封印している。
妻である冥界の女神エレシュキガルとの夫婦仲は重度のバカップルとのこと。
・深山八重
:八代のクラス担任である女教諭。通り魔に刺され意識不明となっているが……
ナーロウ時空陣営
・クンイ・ロプナヒ
:事件の元凶。ナーロウ時空なる異次元から来た女神を自称するが、名前も含め嘘であると八百万の神々に看破されている。
人間を襲い、その魂を自分の世界へ転生させることで、世界規模での少子化を生じさせていた。
しかし突如すがたを現し、拉致した魂を賭けた、八代の命を巡るゲームを持ちかける。
夢の世界へ侵入出来る他、こちらの世界の物体に擬態できる魔獣を使役する。
その他
・東雲雲雀
:八代の同級生。2週間前から行方不明になっている。
実際にはクンイ・ロプナヒによる異世界転生の被害者となっていた。
・桐生院義人
:八代の同級生で特撮、プロレスオタク。附属寮住まいで、共有スペースに怪獣映画コレクションを提供している。
・百葉幹太、泡瀬和人
:八代と同じ高校に通っていた、女神の被害者。
作者の別作品でもなんやかんやで犠牲になる、被害担当モブキャラ。