気高く傲慢な生き物
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
まぁ、モテるんですよ。
幼い頃はそんな傲慢で俺様な子が。
私は好きではありませんが。
「『おもしれー女』という言葉を吐き捨てる輩が嫌いです。あんな風に人を上から見る事が許されるのは、人間よりも高位の存在だと思うのですよ」
彼女はそう言って、読んでいた少女漫画を端の方に寄せる。彼女の周りには心臓を凍らせる様な冷たい空気が漂っている。しかし面を上げると、何時通りの謙虚で従順な雰囲気と変貌する。
「社会人となった人からは皆同じ匂いがします。表現する事はとても難しいですが、物静かで丁寧……と言ったところでしょう? 幼い頃に通っていた、個別指導の先生の匂いがします」
僅かに顔を綻ばせる。その表情から、この子は大人が好きなのだと分かる。
「でも人気だよね? そんな気高くて傲慢な生き物が、女の子はとても」
「いいえ。私にはその感情は理解しかねます。なんなら幼い頃から大嫌いでした。いつも人気投票三位にランクインした、主人公に優しい、当て馬な子を好いておりました」
それから真顔で口を開く。
「あのような人間が、あの様な態度で人に接するならば、綺麗な結末は決して見えません。付き合ったら絶対に相手を見下します。下僕のように扱って、最終的には人の心さえ殺すでしょう。『強い男が好き』という本能から転じて堂々としているところが好きなのは認めます。ですがその表し方をそれで表現すべきでは無い」
彼女は隣の鞄から財布を出す。中から氷上の読めない野口英夫を二枚ほど差し出すと、深深と頭を下げた。
「私ばかりが話してしまいました。これからは貴方の番といきましょう」
「それにしては多すぎる」
「いいえ。それ程までのこの時間には価値があると踏んだのですよ」
前に座る彼女は寡黙な優等生といった生き物だった。基本的に誰に対しても敬語で話し、今のような気遣いを忘れない。褒められても過度に自分を誇示することは無く、指示された事に歯向かうことも無い従順さ。
そんな彼女に興味を持って、ちょっかいを掛けた青年を見掛けた事がある。舐めた態度で上から目線で、兎にも角にも彼女の地雷を踏み抜いた様な生き物だった。
その時の彼女の顔、物言いを忘れた事がない。
『お前のような人を見下した様な輩に落ちる程、私は安くない。嘗めるのも大概にしろ』
そう酷く見下す様な目線を送り、棒立ちになった青年を置いて去って行った。
私はそれ思い出して、軽やかに笑う。
「君は謙虚で従順な様でいて、本質は気高く傲慢だね」
人を見下す事を嫌う君が、全く同じように人を見下した事に気が付いているだろうか?
「む。左様で御座いますか。気を付けねば」
今回も沢山箱開けるぞー!!
ということで、同胞の皆様も頑張りましょうね⸜(*˙꒳˙*)⸝
最初期の話とは大きく異なるので、また書き直すかも知れません。
中学生ぐらい?までの子はそんな子が人気なんですよ。
でもまぁ、成人迎えると受け入れ難い。
どう頑張っても幸せになる未来が見えないから。
現実でそんな事を言われたら、私でも『はぁ?』という反応をします。
自己肯定感低くても、気高く傲慢でいいんですよ。
安売りしちゃいけません。