突然の出来事
「ねー帰ろ〜」
「ん〜〜ちょっと待って?」
「おー!帰りにコンビニよろーぜ!」
「いいぜ〜っとちょっとなってな。」
「はいよ〜」
「おい、西村。日直の仕事っ」
「先生、西村はかえりましたよ〜
今日も逃げられましたね〜〜」
此処はとある学校。
何処にでもある普通のなんの変哲も無い学校だ。
もう4時過ぎ。
季節は冬でそろそろ冬休みの時期に近づいて来たころ。
生徒たちは帰る準備をしていた。
もう最終下校の鐘もなった頃。
一人の少女が帰路についていた。
『(はぁ、、また今日も凛ちゃん以外と話せなかった、、)』
私の名前は八雲 杏。普通の中学2年生。
クラスの人と未だに慣れていないコミュ症です。
はぁ、、、どうしよ、3年生になったら修学旅行もあるし、、
凛ちゃんと同じクラスになれなかったら、、、終わる終わる
そんな時だった。
急に頭痛とめまいが襲って来たのは。
突然だよ??
あと少しで家の中に入れたのに、、、
どうしよ、まだお母さん帰って来てないよ、、、
そこで私は意識が切れた。
最後に見たのは近所に住んでいだおじさんが
びっくりしていた顔だけだった。
最後に見るのがおじさんなんて、、運ないなぁ?
やっぱ最後にお別れするならお母さんとか家族に見守られたかった。
まぁ?それはおじさんに失礼なんだけど、、、
確か今日の夕食の下準備もしてなかったなぁ、、、
してないとお母さん、ダークマター作っちゃうなぁ、、、←
起きてからそんな事を考えていた私がいたのは、
何にも無い、真っ白な空間でした。