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序章

光はどのように認識しているのだろう。

僕らは光を知っているし、見えている。

認識した光はどうやって遅い電気信号になり、消えるのだろう。僕らはそれを知らなければいけない。

人であるがゆえに縛られている事柄を認識しなければならない。

なぜならそこからわたしの苦しみが始まったのだから。

噴水がある公園で一人の男がいた。

名をkと呼んでいる。

「K今日も飛ぶんだろう」

「ああ、怖いけど飛ぶさ」

Kは所謂超能力を持っていた。飛ぶという力だ。

「K、命だけは無くすなよ。飛ぶという事はそれほど危険なんだから」

「分かっているさ。飛びたいという気持ちだけでただ飛べるなら楽なもんさ」

「分かっているならいいけどさ。」

「なぁ、宇宙はなぜあると思う。世界は何故広いのだと思う。そこに私が生まれた意味があるのだと思う。何故かは知らないけどさそんな気がするんだ」

今日もKは不安と臆病な気持ちをもちながら飛ぶ。

期待と希望を込めて。


「ねぇ、天才たちが通う学校で集団自殺があったんだって、怖いよね〜」

「聞いたよ〜今日も連日警察がやってきていたそうだよ」

「怖いね〜」


事は1年前から遡る。

自分の名前は村上春樹だ。

なんか今日は実験をするらしい。

光を超える思考を持つ存在として磁場を光の速度を超えるまで回転した箱を頭の上に乗っけるらしい。

時間とは有限で変えられない壁があるそうだ。

その速度を磁力で越えようという事だな。

箱を頭に装着して、磁力が回り始めた。

この時すでにこの実験を嫌だと言っていればよかったんだ。

出なければあんな悲劇が起こらなかったのに。

光まで高速回転して自分の空間が歪んで見えたと思ったら、世界が伸ばされてやがて緑色の光一つが真ん中に残り、消えていった。

視力を失って得たものは加速した思考、シナプスの限界を超えたものだ。人は作ってはいけないものを作った。

それにより地獄の苦しみが始まるとは知らずに。


並列世界の存在認識を確認。時間並列から時間跳躍の可能性、失敗。事象村上佳純の存在を確認。デリート、失敗分岐点となっていると思われる。存在を広げる。成功。あまたの未来が見えるようになる。世界線の分岐を作るものαteの存在を認識。村上佳純が作ったと思われる。

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