予知無き未来へ
めんどい・・全てにめんどい・・・そう諦めていた。
いやはや、現実はかくも恐ろしきとはこのことだな。
もはや諦めの言葉で顔をひきつらせるしかねえ・・
2035年の4月8日か9日・・はぁ・・異能の力・・いわゆる超能力を手に入れたんだが・・
うん、怖いね〜なんか狙われて解剖される未来しか浮かばないね〜どないしょうもないな。
言葉はテンパっている。言葉がテンパっている・・
いやはや言語思、言語呂律が回らないぜ。
「と、とりあえず昨日の夜空を飛んだし、もう一度飛んでみるか」
そう、思考を放棄しながら顎の筋肉をグッとさせて、両耳をキーンとさせた。
うわ、夢じゃ夢・・溺れ浮かんで・・
浮かんで1分くらいたったら気を失った。
はっ!浮かぶの危険だ〜どない、あっ!疲れた。面倒い・・
「はっ、はっ、へっへっ」
何時間寝ていたんだろうと期待を寄せて時計を見てみると30秒しか気絶していなかった。
全くの絶望感のなさに唖然としながらもどうでもいいやと浮かび試しをやめることにした。
なんかしようかな〜と思って、バリヤーとかはってみたらなんかいつもより明確に気配が変わった。
「ほにゅ〜ま、まじバリ。 バリヤーはれたの?」
ありえないと面白いが交じり合いながらもバリヤーがはれたか気合みたいなの入れて空中にエネルギーの球を無数に増やしてみた考えをしていたらしい。
どうやら・・無意識に発動していたらしくとてもテンパる。
「き、消えろ〜」
しかし、楽しいという感情が消えなかったせいか、全く球が消えない。
「こ、壊れる。眩しい!どうでもいい!」
なんか、考えるのを放棄したら消えてくれた。
いやだな〜もう。奥さん。どうせ考えたら負けな自体を私に・・怖いわ!嫌だよ!そんな自体!
と、まぁ、以前の僕なら奥さんごっこをしていたと思うんだが・・今の僕には恐怖しかない。
ぶっちゃけ、ただ怯えている。
いやー余裕で地球が消えて・・とか。
うん、やべやべ生きたい生きたい生きたい。
あぶねー如何にもこうにも説明が・・いやもう確実に地球があれれれになったよな。
ほんま眠いわ〜。
一生眠りたいわ〜
・・・・・・・
こうして、神が勝手に選んで後継者となった少年は一生眠りつづけることになった。少年の無意識には世界に魔力や自分の生活範囲内を聖域としたいなどいろいろな願望がある。もちろん、自分は無敵で不老不死で肉体は宇宙に行っても呼吸はできて自分の中に無数の世界をコントロールできるようなコンピューターを作っている。