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童話祭 温かい初雪

作者: 小野咲 真軽
掲載日:2016/12/05

 

 城に住まうは四人姫

 春夏秋冬つかさどる

 姫が城内うつるたび

 国の季節も巡りゆく


 春の姫君ほがらかで

 草木喜びかおを出す

 夏の姫君あかるくて

 森の動物おどり出す


 秋の姫君ふくよかで

 人は恵みに感謝する

 冬の姫君おごそかで

 人は恐れて近寄らず


 春の訪れしのばれて

 冬の季節は疎まれる

 一人ぼっちの冬の姫

 心の中で泣いている




 ひとり頑張る冬の姫

 人恋しさに街に出る

 みちの草花凍りつき

 急いで皆戸を閉める


 哀しく辛いお姫さま

 落ちる涙も固まって

 次第に心は凍りつき

 自分の殻に閉じ篭る


 城から出ない冬の姫

 春のみやこは夢の中

 死んだ大地は雪野原

 生き物達の影も無し


 お腹がへった人々に

 頭をかかえた王様は

 冬の姫君連れ出せと

 国民達に言ったとさ




 されど普通の人々は

 自分のご飯で手一杯

 三人残るひめたちが

 助け出そうと試みる


 優しくたのむ春の姫

 厳しくさとす夏の姫

 二人の姫の言葉では

 氷の溶ける気配なし


 秋の姫君知っていた

 凍った姫の悩みごと

 お腹の空いた国民に

 大きな声で伝えます


 今日はお城で宴会だ

 食べ飲み踊れ盛大に

 国の食べ物使い切り

 凍った城に人つどう




 此方へおいで冬の姫

 氷の棘も溶けるほど

 ここは楽しく温かく

 君を恐れる人はなし


 外から漏れる笑い声

 響く言葉の温もりに

 私も本当は遊びたい

 溶けた涙の音がした


 僅かに開けたその扉

 外の景色は眩しくて

 凍った足が軽くなる

 冷たい国に春が来た



 冬の姫君おごそかで

 だけど内心寂しがり

 だから毎年お祭りだ


 今年もやっと冬が来た


最後の一文だけ不恰好ですが、一文字も変えたくなかったのでそのままにしました


この形式で書くと縦読みとか斜め読みをしたくなるような暗号マニアがいらっしゃると思います(かくいう私もそうですがw)

そんな方の為に一箇所だけ隠してみました。良ければ探してみてください。



さて、そんなことより…3000字以上縛りをどうしてやろうか…

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