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おいてけぼりの俺の意地。  作者: 藤山 智司
終わりと始まり、その前章
1/3

暑い日

 …その日はとても暑かった。


 吐き気とめまい、頭痛もした。


 俺はこれから、どうすればいいのだろうか…。


 …ふと見上げた空は、とてもよく澄み渡っていて、真っ白な入道雲が目にしみた。ただただ突き抜けて澄んでいるとしか言えない空の蒼さが際だっていた。


 凶悪な日差しが地面を焼き、陽炎が立っている中で知らない道をさまよっていると、自動販売機を発見。立ち止まり、ポケットに手を突っ込んで…しばし停止。


 そのままぼーっとしばらくして、乾いて唾液がベタつく口を開く。


 「…あ゛~やっぱだめだ…」


 掠れた声で、諦める言葉を口から吐き出した。



 …蝉の声が五月蠅い。おかげで暑さをさらに感じる…



 ―2029年 8月7日 火曜日 PM.14:23 現在―

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